第37回新潟県少年少女合唱団合同演奏会
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2014年8月17日(日) 14:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
アルカディア少年少女合唱団、三条ジュニア合唱団、長岡少年少女合唱団、新潟市ジュニア合唱団
友情出演:新潟市ジュニアオーケストラ(指揮:松村秀明)
 
1.オープニング合同合唱

2.アルカディア少年少女合唱団 (指揮:那須洋平、Pf:関本智恵子、土倉陽子)
    きんいろの太陽がもえる朝に
    「アルプスの少女ハイジ」より おしえて
    埴生の宿
    「ぎんいろ じかん」より ひなたぼっこ、なつまつり、さよならのテープ
    「空とぶうさぎ」より 木綿、お母さん、空とぶ兎

3.三条ジュニア合唱団 (指揮:櫻井 綾、Pf:宮野美江子)
    児童合唱とピアノのための「生きもののうた」より
      1.序詩、2.紋白蝶のうた、4.毛虫のうた、5.ばったのうた
      7.いなごのうた、8.雪は生きもののうた
    森の向こうに by “地球のこどもたちへ”
    チキ・チキ・バン・バン by “チキ・チキ・バン・バン”
    ひとりぼっち〜民衆の歌が聞こえるか by “レ・ミゼラブル”    

4.長岡少年少女合唱団 (指揮:中村美智子、Pf:箕輪美帆)
    みかんの花咲く丘
    手のひらを太陽に
    今日からはじまる
    あしたへ
    Let It Go 〜ありのままで〜
    勇気100%

(休憩15分)

5.新潟市ジュニア合唱団(指揮:海野美栄、Pf:斎藤愛子)
    トリッチ・トラッチ・ポルカ
    カントリー・ロード
    さんぽ
    パフ
    オブラディオブラダ

6.合唱と管弦楽による合同演奏 (指揮:松村秀明)
    宮川彬良・編:ディズニー・シンフォニック・パレード
       ジッパ・ディ・ドゥ・ダー、口笛吹いて精出して、ミッキー・マウス・マーチ
       ハイ・ディデゥル・ディーディー、リーダーに続け
       ビビディ・バビディ・ブー、小さな世界、ジッパ・ディ・トゥ・ダー      
 
 

 このコンサートは、いつも心洗われる歌声で楽しませてくれる新潟市ジュニア合唱団のほか、新潟県内で活躍する少年少女合唱団をまとめて聴けるチャンスであり、楽しみにしていました。県内持ち回りでの開催ですが、2011年に新潟で開催された演奏会を聴いたことがあり、感激したのも記憶に新しいところです。
   
 お盆休みが終わり、今週末は、コンサートや演劇など、催しがたくさん開催されています。新潟県民会館では、朝から第45回新潟県合唱フェスティバル(第55回全日本合唱コンクール新潟県大会)が開催され、中学校から一般まで、たくさんの合唱団が参加しています。その隣のりゅーとぴあでは、この合同演奏会です。こちらはコンクールとは無関係に音楽を楽しもうということなのでしょう。偶然とは思いますが、隣同士のホールに、これだけの合唱団が集まるなんて、すごいことだと思います。

 最近定番になった上古町の楼蘭の冷やし中華を食べ、ホールに行きますと、隣の劇場で開催されるAPRICOTの公演の開場待ちの長い行列ができていました。少し時間がありましたので6階のラウンジで休憩し、開場時間とともに入場し、いつものCブロックに席を取りました。ほどほどの入りでしょうか。

 各合唱団は1階席左右前方に席を取っていました。最初は客席で立ち上がって、全員でオープニングの歌を合唱しました。響きの良いホールに子供たちの歌声がこだまし、早くも感激モードに突入です。

 その後、ホストである新潟市ジュニア合唱団の団員による司会で、演奏が進められました。最初は、見附市のアルカディア少年少女合唱団です。団員は23人と少ないですが、小編成ならではの透明感のあるきれいなハーモニーを聴かせてくれました。アカペラで歌った「埴生の宿」では涙が出てきてしまいました。

 続いては、三条ジュニア合唱団です。団員は14人とさらに少ないですが、一人一人が頑張っていて、十分な音量でした。振付もあって、最後はミュージカルの世界を見事に表現していました。

 前半最後は長岡少年少女合唱団です。さすがに鍛えられた合唱で、曲も演奏もすばらしく、特に団員のお父様が作曲したという「今日からはじまる」と「あしたへ」は良かったです。

 後半は新潟市ジュニア合唱団です。さすがに大所帯であり、いつもながらの元気いっぱいの楽しいステージを見せてくれました。これで高校3年生は卒団とのこと。ご苦労様でした。

 最後は、新潟市ジュニアオーケストラを迎えての合同演奏。オケの演奏も素晴らしく、最後を盛り上げるにふさわしい感動のステージとなりました。さすがにジュニアオケはやりますねえ・・。

 毎度のことながら、子供たちの歌声を聴きますと、心が洗われます。汚れきった私の精神が、多少なりとも浄化されたのではないでしょうか。

 各合唱団とも、編成や、演奏技術という点での違いはありますが、それぞれの個性があって、甲乙付け難かったように思います。このような素晴らしい合唱団が県内にあるということはうれしいことであり、まとめて聴けるこのような演奏会はありがたいです。

 来年は、長岡少年少女合唱団がホストとなって、8月22日に長岡リリックホールで開催されるとのことです。お近くの方は是非聴かれますようお勧めします。
 


(客席:2階C4-5、無料)