マイタウンコンサート2013
←前  次→
2013年8月3日(土) 14:00  燕市文化会館 大ホール
 
新潟ARS NOVA
フルート:市橋靖子、コントラバス:別森 麗、マリンバ/打楽器:本間美恵子
ピアノ:品田真彦、トランペット:藤井裕子
 
第1部

ビゼー:歌劇「カルメン」より 前奏曲 
(市橋、別森、本間、品田、藤井)
ロウ:ミュージカル「マイ・フェア・レディ」より 踊り明かそう 
(市橋、別森、本間、品田、藤井)

〜優しい音、フルート〜
ビゼー:歌劇「カルメン」より 間奏曲 
(市橋、品田)
ボルヌ:カルメン幻想曲 
(市橋、品田)

〜コントラバスは歌う〜
モリコーネ:ニューシネマパラダイス 
(別森、品田)
ロレンチッティ:ガボット 
(別森、品田)
いずみたく:見上げてごらん、夜の星を 
(別森、品田、本間)

〜木のぬくもり、マリンバ〜
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調より プレリュード 
(本間)
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン 
(本間、品田)

(休憩15分)

〜オーケストラの箱、ピアノ〜
ウェーバー:舞踏へのお誘い 
(品田)

〜輝かしいサウンド、トランペット〜
ビゼー:歌劇「カルメン」より 闘牛士の歌 
(藤井、品田)
日本民謡:五木の子守唄 
(藤井、品田)
ロータ:映画「ゴッドファーザー」より 愛のテーマ 
(藤井、品田)

〜若い芽との共演〜
J.シュトラウスI:ラデツキー行進曲 
(市橋、別森、本間、藤井、燕北中学校吹奏楽部の6人、指揮:品田)

葉加瀬太郎:情熱大陸  
(市橋、別森、本間、品田、藤井)

(アンコール)
NHK「あまちゃん」のテーマ  
(市橋、別森、本間、品田、藤井)
 
 

 天候すぐれず、雨がぱらつく土曜日。今日は休みが取れたので、音楽でも聴こうと思ったのですが、新潟市内では催しは少なく、燕まで遠征することにしました。

 新潟の地元の音楽家集団である「新潟ARS NOVA」は、アウトリーチやコンサートなどの活動を行っていますが、各人それぞれが演奏家、指導者として活躍しています。今日は「新潟ARS NOVA」から、お馴染みの5人の出演です。

 会場は燕市文化会館。ちょっと分かりにくい場所でしたが、何とかたどり着けました。建物の陰に隠れるようにして建ち、昭和の面影を感じるホールです。音響反射板を備えたワンフロア680席の中規模のホールで、その中ほどに席を取りました。7割程度の入りでしょうか。新潟から聴きに来た物好きは私くらいでしょう。

 まず、全員で2曲演奏。フルート、トランペット、コントラバス、パーカッション、ピアノという変な編成で、どんな演奏になるのか心配していたのですが、さすがに名手揃い。編曲も良くて、聴き映えのあるサウンドになっていました。最初からブラボーの声も上がっていました。

 その後は、各出演者がそれぞれのコーナーを担当する形で、トークを交えながら演奏が行われました。楽器の解説などもあって、楽しく聴けました。巨大マリンバをどう運んできたのかとか、トランペットの音を出す仕組みとか、ユーモアたっぷりの話しぶりで会場を沸かせてくれました。各出演者の演奏の良さは言うまでもなく、超絶的な演奏に会場から大きな拍手が贈られていました。

 後半には、品田さんの指揮で、地元の中学生との共演もあり、地元へのサービスも忘れていません。品田さん以外の皆さんは、新潟市ジュニアオーケストラ教室の講師もされており、コンサートの宣伝もされていました。

 最後は全員で「情熱大陸」。そして、アンコールは「あまちゃん」のテーマで盛り上げて終演となりました。出演の皆さんそれぞれが自分の個性を出され、素晴らしいコンサートとなりました。特に品田さんは、ピアノ伴奏で出ずっぱり。独奏もありましたし、指揮までされて大熱演でした。

 新潟の音楽家による肩の凝らないコンサート。燕の人たちも楽しめたものと思います。こういう素晴らしい音楽家が地元で活躍されていることは良いですね。これからも応援したいと思います。

 

(客席:13−13、¥500)