第10回自衛隊新潟音楽まつり
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2011年2月20日(日) 14:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
 
「響け!故郷への熱き思い」

ウェルカム演奏: 木管四重奏、金管三重奏、金管四重奏

入隊入校予定者歓迎行事


第一部 「届け!防人の心、輝け!美しい故郷」

  旗衛隊、ラッパ手:国旗掲揚、君が代の譜
  高田・新発田駐屯地合同ラッパ隊:起床、点呼、栄誉礼、突撃
  高田・新発田駐屯地合同音楽クラブ:ブラジル、ありがとう、Get It On
  航空自衛隊新潟分屯基地・越後勢龍太鼓:勢龍早打ち、玄海、山彦

  ゲスト歌手: Yucca  (演奏:東部方面音楽隊スイングジョーカーズ)
            千の風になって
            VICTORY DRIVE
            Time To Say Goodbye

(休憩15分)

第二部 「羽ばたけ!夢の未来へ」 (演奏:陸上自衛隊東部方面音楽隊)

  NHK大河ドラマ「天地人」〜オープニング・テーマ
  史上最大の作戦
  喇叭手の平日〜喇叭手の休日
  アメージング・グレース
  男の群れ
  伝えたい想いがある
  Stand Alone
  ジャパニーズ・グラフィティーII(坂本九メドレー)

アンコール:軍艦行進曲
 
 
 
 私はいろんなコンサートに行っていますが、こんな催しにも行っています。3年前にも一度参加しており、自衛隊がどうのということではなくて、純粋に吹奏楽として聴いて感銘を受けた記憶があります。そのときは陸上自衛隊音楽隊の中でも最高峰の中央音楽隊でしたが、今回は東部方面音楽隊の出演です。また、ゲスト歌手としてYuccaが出演するのも魅力でした。

 今日は朝からいい天気で、気持ちよい日曜日になりました。朝の冷え込みは厳しかったですが、次第に気温は上がり、春近しを感じさせる陽気となりました。
 2時開演で、1時開場とのことでしたが、混雑必至と予想し、早めに開場入りしましたが、すでに長い行列ができていました。招待葉書を入場券に交換し、しばし行列に並んで開場を待ちました。ロビーには制服姿の自衛官が整理しており、カバンのチェックがあったりと、通常のコンサートとは違った雰囲気でした。

 定刻に開場となり入場してみると、1階、2階正面は関係者席となっており、仕方なく3階正面に席を取りました。1階正面には今年入隊入校する人たちが着席し、その後方には父兄や来賓、協賛者などが多数招待されていたようです。2階最前列には、お馴染みの県選出国会議員さんたちが並んでおられました。

 2時開演のはずでしたが、開場後間もなくすると、東部方面音楽隊の管楽器のアンサンブルによるウェルカム演奏が行われ、きれいな音色を響かせていました。
 その後、入隊入校予定者の歓迎行事が行われ、一人一人の紹介、お祝いのメッセージ(小林幸子、新潟県知事、防衛大臣)、代表の挨拶等がありました。さらに来賓紹介・祝電披露などがあり、終わるとちょうど開演時間の2時となりました。

 第一部の前半は、全員起立して国旗入場の後、高田・新発田駐屯地の隊員による演奏が行われました。音楽隊とは違って、音楽専門の隊員ではないのですが、楽しい演奏を聴かせてくれました。続いて新潟分屯基地隊員による太鼓演奏が迫力満点に行われました。

 そして、後半はYuccaの登場。新潟ではお馴染みの歌手で、本人も新潟は第二の故郷とまで言ってくれています。私も以前に聴く機会があり、ブログにも紹介しています。たった3曲だったのがまことに残念であり、その歌声にYuccaを知らない人たちも感動されたようでした。単独のコンサートがあったら是非聴きたい歌手です。休憩時間はCDを買う人、サインをもらう人でホワイエは賑わっていました。

 第二部はいよいよ陸上自衛隊東部方面音楽隊の演奏です。隊員の手馴れた司会で演奏が進められましたが、さすがに美しい演奏です。年間100回ものコンサートを行うプロの吹奏楽団であり、期待にたがわぬ演奏でした。自衛隊の隊歌(男の群れ)や隊員の作詞作曲の歌(伝えたい想いがある)などの歌唱もありました。中央音楽隊のときは本格的な吹奏楽コンサートでしたので、正直言えば、今回ももう少し本格的な吹奏楽作品を聴きたかったのですが、まあ、楽しい演奏だったので良かったと思います。アンコールに軍艦マーチで盛り上がって終演となりました。
 
 自衛隊のPRとしてはすばらしい催しと思います。自衛隊の音楽隊は、音大出身の精鋭からなるプロの音楽集団であり、考えようによっては、国立のウインドオーケストラともいえます。今度はちゃんとした演奏会を聴きたいです。
 

(客席:3階 I 4-5、無料)