新潟ウインドオーケストラ 第45回定期演奏会
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2010年4月25日(日) 13:30  新潟県民会館 大ホール
 
指揮:松井慶太
 
第一部
田嶋 勉:汐風のマーチ
長野雄行:吹奏楽のための民謡「うちなーのてぃだ」
グリエール(仲田 守:編):バレエ音楽「青銅の騎士」より
     序奏、ダンスの情景、輪踊りとダンス、第2の抒情的な情景、
     嵐の始まり、偉大な都市への讃歌

(休憩10分)

第二部 〜作曲家 鹿野草平氏を迎えて〜
鹿野草平:吹奏楽のためのスケルツォ第2番<夏>
鹿野草平:凱旋行進曲

(休憩15分)

第三部
スリラー
私のお気に入り
スタートレックのテーマ
ウィ アー オール アローン
ディズニー・メドレーII

(アンコール)
ビル・エバンス:Waltz For Debby
バーンスタイン:マンボ
 
 

 天候不順の日々が続いていましたが、今日は朝から快晴の好天。気持ち良い日曜日になりました。白山公園の桜は散り始め、地面は花びらの絨毯となり、大変きれいでした。陸上競技場では陸上競技の大会が開かれていて、歓声がこだましていました。

 急な仕事で、買っていたチケットを無駄にしたりしたこともあって、今日は久しぶりのコンサートになります。新潟ウインドオーケストラを聴くのも何度目かになりますが、毎回本格的な吹奏楽とポップスステージで楽しませてくれるので期待していました。
 早めに開場の列に並び、中ほどに席を取りましたが、2階席が使われなかったこともあり、ほぼ満席という大盛況でした。クラシックコンサートと違って若者も多く、客席も華やいでいるように感じました。相変わらず人気がありますねえ。

 第一部は今年のコンクール課題曲のほか、グリエールの「青銅の騎士」が演奏されました。さすがにコンクール曲は練習が積まれているようで、なかなかの好演だったと思います。ただし、大きな音での合奏では粗が目立ちませんが、グリーエルの緩徐部ではほころびがみられ、異音が度々あって聞き苦しい点もないではありませんでした。この辺はアマチュアを感じさせましたが、良い演奏には違いありません。

 第二部は毎回お馴染みの小林さんの司会により、作曲者の鹿野草平さんと指揮の松井さんの解説を交えて2曲演奏されました。「吹奏楽のためのスケルツォ第2番」はコンクールの課題曲であり、「凱旋行進曲は今日が初演とのことでした。作曲者の前での演奏ということもあってか、難しい曲ながらも聴き映えある演奏を披露してくれました。

 第三部はお決まりのポップスステージです。いきなりダンス付きのスリラーで会場を和ませ、小林さんの司会によって楽しい演奏が続きました。毎度ながらサービス精神あふれる見事なパフォーマンスで楽しいひとときを過ごせました。

 アンコールは松井さんのピアノ演奏を交えて、今年没後30周年というビル・エバンスの曲をしっとりと演奏した後、マンボで盛り上がって終演となりました。それにしましても松井さんはかっこいいですね。うらやましいです。

 外に出ると花見客で公園は賑わっていました。陸上競技場では競技が続けられていて、正に春真っ盛り。すがすがしい気分で家路につきました。
 

(客席 12−18、全席自由:1000円)