及川浩治 ピアノ・リサイタル
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2009年12月13日(日)14:00 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
ピアノ: 及川浩治
 
ショパン:ノクターン第16番 変ホ長調 op.55-2
ショパン:マズルカ ト短調 op.67-2、ロ短調 op.30-2、変ロ長調 op.24-4
          イ短調 op.67-4、嬰ハ短調 op.63-3、ヘ短調 op.68-4
ショパン:バラード第1番 ト短調 op.23
ショパン:スケルツォ第2番 変ロ長調 op.31

(休憩20分)

スクリャービン:2つの詩曲 op.32
ラフマニノフ:前奏曲 ニ長調 op.23-4
ラフマニノフ:前奏曲 ト短調 op.23-5
リスト:ラ・カンパネラ(ブゾーニ編曲)
リスト:愛の夢 第1番、第2番、第3番
リスト:ダンテを読んで(ソナタ風幻想曲)

(アンコール)
ショパン:前奏曲第15番 変ニ長調 op.28-15 「雨だれ」

 
 
  
 今週はいろいろ忙しく、行く予定のコンサートをキャンセルしたりなどがありました。昨夜は某温泉で泊まりの忘年会があり、二日酔いで体調不良の中コンサートに向かいました。

 チケットは1階席と2階A・B・D・Eブロックのみの発売で、Cブロックや3階席は発売されなかったようです。ガランとしたホールはちょっと寂しい感じです。今週新潟では中村紘子、メジューエワのコンサートが続いてあり、曲目は重ならないようですが、似たような演目であり、客の奪い合いになったのかも知れません。呼び屋さんがクラシック専門でなく、宣伝の仕方やチケット販売に問題があったようにも思います。
 ということでホール全体で見るとガラガラなのですが、私の1階席は客が集まっており、ゆったりとはいきませんでした。

 茶髪でちょっと小柄な及川さんが登場して演奏が始まりました。なかなかきれいでダイナミックな音だなあと思いながら聴いているうちにウツラウツラ。二日酔いの身にはつらい状況でしたが、スケルツォ第2番で喝を入れられました。ピアノが壊れそうなほどの激しく情熱がほとばしる演奏に圧倒されました。

 後半も同様に力でねじ伏せるような演奏です。うなり声や激しい息づかいが聞こえてきます。パワーに圧倒されれ、攻撃的な演奏に聴く方も疲れてしまいます。大きく手を振りかざし、参ったかという仕草に、参りましたと言うしかありません。ロマンや優しさは排除され、及川の世界です。ラ・カンパネラはブゾーニ編曲ということもあって、全く別の曲に聞こえましたし、愛の夢もロマンチックではありません。アンコールの「雨だれ」も激しい演奏であり、これまでの固定観念が覆されました。
 「親子で楽しめる本格派クラシックシリーズ」と宣伝していましたが、親子で楽しく名曲を聴くという感じではなかったです。及川さんの演奏は初めて聴きましたが、個性が良く出ていて、大変面白く聴けて良かったです。


(客席:1階 6-15、S席:3500円)