新潟シューベルティアーデ −シューベルトの歌曲 その世界を味わう−
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2009年2月1日(日) 14:00  新潟市民芸術文化会館 スタジオA
 
ソプラノ:北住順子、メゾソプラノ:中森千春、テノール:高橋宣明、バリトン:佐藤 匠
ピアノ:栄長敬子、吉田有希子
 
 
糸をつむぐグレートヒェン D118  (北住、吉田)

菩提樹 D911  
(佐藤、吉田)
セレナーデ D957-4  
(佐藤、吉田)

ガニュメート D544  
(中森、栄長)
若い尼僧 D828  
(中森、栄長)

アヴェ・マリア(エレンの歌 第3) D839  
(北住、吉田)

ます D550  
(高橋、栄長)
鳩の便り D965A  
(高橋、栄長)
魔王 D328  
(高橋、栄長)

(休憩15分)

歌人 D149  
(佐藤、吉田)

薔薇のリボン D280  
(高橋、栄長)

春の神 D448  
(中森、栄長)
希望 D637  
(中森、栄長)

至福 D433  
(北住、吉田)
ズライカ 第1 D720  
(北住、吉田)

(アンコール)
踊り  
 (北住、中森、高橋、佐藤、栄長)
 
 
 

 今日は朝から強風が吹き荒れ、雨・雪が降ったり止んだりのあいにくの天候です。こんな中、新潟シューベルティアーデの第1回のコンサートに行ってきました。このグループは、シューベルトの作品、とりわけ歌曲を中心として学び演奏することを目的に、新潟の音楽家たちが集まって昨年結成されたそうです。シューベルトの600曲もの歌曲の中から、前半は有名曲を、後半は「誕生」、「生命」。「息吹」をキーワードとして、あまり知られていない曲も含めて演奏されました。
 私は、関係者から案内をいただき、早々にチケットを買いましたが、なかなかの人気のようで、チケットは完売となり、当日券の発売はなかったため、入場できなかった人もあったようです。自由席でしたので早めに入場し、正面3列目に席をとりました。

 コンサートは北住さんの歌で開演しました。いきなりの澄んだ歌声にうっとり。オレンジ色のドレスもきれいでした。その後、佐藤さんの挨拶の後各出演者の演奏が進められました。北住さん以外の方々は、緊張されていたのか、始めは声の出が悪いように感じましたが、尻上がりに良くなったように感じました。

 後半は佐藤さんの歌で始まり、栄長さんのトークの後、プログラムが進められました。各出演者とも前半よりいい歌声だったように思います。アンコールは栄長さんのピアノでの4重唱が歌われて終演となりました。
 さすがに、演奏活動を活発にされている北住さん、栄長さんは、落ち着きと輝きを感じました。ほかの皆さんも熱演され、音楽にかける熱意が伝わってきました。

 各出演者とも、新潟で音楽の指導者としてご活躍の皆さんですが、このようなテーマを持った活動をされるのは素晴らしいことと思います。歌曲には疎い私ですが、シューベルトの歌曲をまとめて聴けて良かったです。立派な歌詞と対訳も配布されたのも非常に良かったです。欲をいえば終演が結構早かったので、もう数曲聴きたかったようにも感じました。これからいろんな活動をされるそうなので、今後の発展をお祈りしたいと思います。
 

(自由席、\1500)