オルガン・サマーデイズ2008 夏休み・オルガンコンサート
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2008年8月2日(土) 11:30  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
オルガン:山本真希、久保田真矢
 
<ウェルカム演奏、ポジティブオルガン:渡辺直子>

   モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
   J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
   ブラームス:一輪のバラ咲きて
   ダカン:ノエル 8番

オルガン:山本真希

   メンデルスゾーン:前奏曲 ハ長調
   アメージング・グレイス
   J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調

オルガン:久保田真矢

   J.S.バッハ:小フーガ ト短調
   ムルシュハウザー:「ゆりかごを揺らせさせたまえ」によるカッコー変奏曲
   ヴォーン・ウィリアムス:ロジイミダ(ラブリー)
   川上肇:勇敢な市民のためのファンファーレ

オルガン連弾:久保田真矢、山本真希

   チャイコフスキー:トレパック
   ロビン・ディンダ:愛猫マックスのラグタイム
   ロビン・ディンダ:愛犬チャーリーのブルース

(アンコール) チャイコフスキー:トレパック   

     

 
 

 暑さ厳しく、早くも夏ばてしそうです。このところめぼしいコンサートもなく、夏枯れ状態。そんな中、りゅーとぴあ恒例のオルガンサマーデイズが今日と明日開催されています。りゅーとぴあ自慢のパイプオルガンに親しんでもらおうという趣旨ですが、今日は家族向けのオルガンコンサートが開催されました。幸い今日は休みの週でしたし、500円という低料金でしたので、聴きに行きました。
 少し早めに行って、りゅーとぴあ開館10周年記念のポスター&サイン展を先に見てきました。これまでりゅーとぴあで開催された公演のポスターや出演者のサインを展示したもので、なかなか見ごたえがありました。以前、バックステージツアーに参加したときにもサインを見たことがありましたが、有名人のサインを見ただけで田舎者の私は感激してしまいます。ちなみに、この展覧会は8月9日まで開催されており、入場無料ですので立ち寄られたら良いかと思います。また、今年もバックステージツアーが8月8日、9日に開催されます。一度は参加される価値はあると思います。山本真希さんともお近づきになれますし・・・。

 ということで、ホールに入場すると、親子連れでにぎわっていました。かなり年少の方々も多数おられましたが、オルガンの音に親しんでくれたらいいなあと感じました。2階席はそれなりに埋まっていましたので、3階正面に席を取りました。3階は空いていて、リラックスしながら聴くことができました。
 本公演前に渡辺さんによるポジティブオルガンの演奏が行われました。当然大オルガンほどの音量はありませんが、柔らかなオルガンの音がホールを満たし、曲も親しみやすく、たいへん心地よい演奏でした。前座としては十分すぎるものでした。
 その後、山本さんが登場し、解説を交えながら3曲を演奏しました。演奏風景がステージ上のスクリーンに映し出され、きれいな音色の陰で、両手両足をせわしなく動かしている様子が面白かったです。
 次は久保田さんに代わって4曲演奏されました。演奏もさることながら曲も面白くて良かったです。優しく穏やかな山本さんと一味違った明るさ、活発さを感じました。パンツ姿で、椅子に腰掛ける動作も軽やかで、しとやかな山本さんとの違いが面白かったです。
 最後は2人による連弾で3曲演奏されました。足だけでの演奏もあって、タップダンスをするような足裁きはお見事でした。オルガンのてっぺんの太陽もカラカラと回っていました。アンコールに再びトレパックが演奏されて終演となりました。

 やっぱり山本さんのオルガンはすばらしく、親しみやすい人柄もあって、聴く人を癒してくれます。共演の久保田さんとは同郷(大阪)だそうで、神戸女学院卒というのも同じです。山本さん同様に魅力的なオルガニストでした。

 外へ出ると暑さが身にしみます。隣の県民会館では、吹奏楽コンクールの県大会が開催中であり、玄関前で学生さんたちが記念写真を撮ったりしていました。これも気になりましたが、おなかも空いたので家路を急ぎました。
 

(客席:3階 I 3-11、全席自由、会員割引:450円)