2005年 ぎおん柏崎まつり 海の大花火大会 から

2005年7月26日(火)


 
 昨年柏崎の職場を辞して、柏崎の花火も見られないかと思っていましたが、今年はちょうど仕事で柏崎出張の日が花火大会に当たりました。なんて運がいいんだろうと喜んでいたら台風襲来。朝から雨模様。ついてないねえ、まあ台風じゃしょうがないか、とてっきり延期だと思い込んで沈んだ気持ちで新潟から柏崎に向かいました。しかし、柏崎に着いてみると朝のうちに花火大会の決行が決定されました。大雨・強風が予想されるというのに大丈夫かなあと心配してしまいました。午後になると雨は止み、心配された強風もありません。天は味方してくれたんだねえ・・、と感謝。夕食を食べ、仕事先から中央海岸へ向かうとだんだん雨模様。やっぱり世の中甘くありませんね。
 中央海岸に着くとさすがに人出は多いですが、悪天候で花火が始まる前から帰り支度の人たちが数多くおられました。せっかく場所取りしたのにシートをたたんでいます。この雨の中じゃあ宴会という訳にもいきませんしね。仕方なく傘を差して立っての見物です。雨脚は強くなり、予定より早く打上開始です。
 左手から単発と大型スターマイン、正面にワイドスターマイン、右手に海空中スターマインと小型スターマインと、光と音の大パノラマに天気を忘れて酔いしれます。これが柏崎の醍醐味です。しかし、雨は強くなるばかり。風向きも最悪で、観客席側に煙が流れ、せっかくの大型スターマインや尺玉の数々も全貌を見ることはできません。何とももったいない話です。最近柏崎の知名度も上がり、県内外からも多数の方々がみえられ、多くの旅行社のツアーも企画されていたというのに残念です。

 

 中盤の目玉は尺玉100発同時打ち。防波堤の端から端まで使って落ち上げられます。100発の尺玉が尾を引きながら昇っていく様は言葉では言い尽くせない感動です。そして炸裂音のすさまじさ。3尺玉や4尺玉の比ではありません。450万円が一気に花開きました。雨の中、煙の中というのはあまりにも残念・無念ではありますが、感動は押さえ切れません。
 

 
 その後も花火は続きますが、雨はますます強くなり、風も出てきます。3尺玉もきれいに開花しましたが雨の中では感動も減ってしまいます。もっとも尺玉100発同時打ちの後ではさすがの3尺玉も目立ちません。写真も取り損ねてしまいました。名物の東京電力のパラシュートダンスは毎年楽しませてくれます。ちょうど私の頭上にパラシュートが舞い降りて来ましたが、取り損ねました。


 クライマックスの怒濤の尺玉300連発は土砂降りの中。雨と煙の中で尺玉が開花していますが、もはや花火を見ることはかないません。悪天候で最後の市民総参加の花火も台無し。いいコンディションで見られなかったのが悔やまれます。


 何とか予定通りプログラムはこなせたようですが、すばらしい花火がもったいなかったですね。順延すべきだったのかも知れませんが、そうなれば私は見ることはできませんでした。大荒れの中ではありましたが、見ることができたことには感謝したいと思います。
 尺玉300連発はすっかり柏崎名物になり、尺玉100発同時打ちというクレイジーな企画も定着しそうです。この迫力の前では3尺玉も影が薄くなっています。地震・水害といいことがない柏崎ですが、祭りで盛り上がりましょう。来年はいい天気になりますようにと祈るばかりです。

 来週は長岡、再来週は新潟と新潟の花火シーズンはいよいよ本番です。