屏風ヶ浦海岸寺


第七十番札所を下ったすぐ右手にある。墓地内なので見落としやすい。七十番と同じ様式なので、おそらくは地区の同じ住民によって守られているのではないかと思われる。二カ所もあるので、小さな札所にせざるを得なかったのかもしれない。


番外ではあるが、れっきとした札所である。「番外」という言葉から「格下」をイメージしがちであるが、弘法大師ゆかりの霊場に変わりはなく、そこに上下の関係はない。このお堂はそれを証明していると言える。


手水鉢の残欠がある。参拝にあたっては、手と口を水で清めるのが決まりであるが、そのために手水鉢が用意されていなければならない。失われている場合が多く、いつも残念に思う。いま誂えようとすると相当な出費になるので、大切にして欲しい。