計算機再生事業団

EPSON PC-286US

19980824

PC-286
 当時はPC-9801シリーズの全盛期で、だんだん私は周囲と話が合わなくなっていった。FM-11を使っていたのである。これはいかんと思い、PC9801シリーズの購入を検討する。しかし高値安定でどうも気に入らない。そこで邪魔にならず、高速なマシンとしてEPSONのPC286USの20MB-HDD内蔵型を選んだ。ディスプレイはFM-11のものを使い回し、主流だった5inchフロッピーもFM-11用のものを改造して接続。(写真右)のちに友人から白黒ディスプレイを譲ってもらい、FM-11も同時に使用できるようにした。思えばこの頃から骨董マシンが増えていったように思える。捨てられないのだ。

PC-286US仕様
・CPU 80286 6/10MHz
・主記憶 640KB
・20MB HDD (ST-506 I/F)
・3.5inch フロッピー×2 (これがすぐ壊れた。)
・FM音源内蔵

どんな改造をしたか

・FM-11/16β用5inchフロッピーディスクの接続
 EPSONの98互換機はVFOなしのフロッピードライブが採用されていた。(PC-9801シリーズはVFO内蔵型) このため、VFOなしのフロッピードライブをそのまま接続することができる。手持ちのFM-11/16β用5inchフロッピードライブは、ドライブの端子がそのまま外部のコネクタに出ているので、変換ケーブルを作成して接続。しかしそのままでは動かなかったので、内蔵のドライブYD-1710をYD-1714に交換したら動作した。…ということはケースと電源しか再利用してないのか。

・ジョイスティック端子の接続
JOYSTICK YM2203 JOYSTICK I/F  PC-286USはFM音源は内蔵しているが、ジョイスティック端子はない。そこでFM音源チップYM-2203から直接8bit×2の入出力端子を引き出し、今後使うことはないだろう拡張メモリスロットにささるボードを作り、PC-9801のFM音源ボードと等価のデコーダ回路を載せ、端子を外に引きだした。拡張メモリスロット用のコネクタが一番入手困難だった。主要部品は74HC257×2
参考: 新版PC-9800シリーズテクニカルデータブック アスキー出版局テクライト編 p.207 ジョイスティックインターフェース

・12MHz化
 6/10MHzという周波数を不自然に思っていたため、12MHzの設定がどこかにありそうな気はしていた。内部のジャンパをいじっていて偶然発見。速度が20%アップとなった。最近ではなかなかこうは上がりませんよ。200MHz→225MHzにしても12.5%アップですし。(桁が違う)

・486SLC用のゲタ
486SLC 486SLC  98バリバリチューンとしてはやった、80286,80386→Cyrix486への交換。これはI/Oデータから出た9801VX用のアクセラレータを発表を知り、基板上のPLCCソケットをPGAソケットに交換して発売されるのを待っていた。しかし、PGAソケット用の製品はなくPLCCソケット用のみ。改造したPGAソケットにPLCCソケットを差し、その上にアクセラレータを取り付けるという間抜けなことになってしまった。さらにPC-286USではアクセラレータの基板が本体からはみ出てしまい、フロントパネルを取り付けることができない。そこで下にPGAソケットにささるピン、上に位置をずらしてPLCCソケットを搭載した小基板を作り、アクセラレータをケース内に収めることに成功した。本体のソケットをPGAに交換したのもムダにはならなかったなあと自分を慰めた。


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