2006年5月27日(土)
自宅の二階の計算機室の引き出しには恐怖のつまったテープがあるという。
そういえば昔そこから一本のマイクロカセットテープを持ち出したことがあった。
あれはどうなったのだろうか。
その恐怖のテープについて調査しようと何人かが集まる。
反対派もいて座敷で対立する。
私は座敷を抜け出して、ひとりで二階にある計算機室へ向かう。
明かりがついていない。
暗闇の中、記憶にある机をさがしだし、引き出しを開ける。
中身の出たマイクロカセットテープが10本ほど。
それに乾電池。
とにかくすべて袋に入れる。
家の外から声が聞こえる。
袋を持って計算機室を出る。
二階も畳の部屋が続いている。
戸の向こうから声がした。
戸を開けると、調査賛成派も反対派も心配そうに待っていた。
問題のテープ。
そのままでは映像にはならない。
なんらかの符号化がされているのか。それともそのまま音声が記録されているのか。
誰がなんのために作ったのか。
恐怖のテープ。
調査はこれからだ。