2006年4月27日(木)
地下の闘技場。
ここではバーチャル・リアリティ格闘が行われている。
それぞれが持ち込んだ最新鋭のパソコンを使い、その中に構築されるゲーム空間を使ってキャラクターが戦うのだ。
最速のCPU、大容量のメモリ、高速のグラフィックスカードを選択して戦いに臨む。
勝負は互角。
対戦相手の中国人が「中国製のビデオカードは質が悪いねえ」と言いながら、新しいビデオカードの端子を舐めながらパソコンに刺す。
端子からは火花が散る。
相手側の処理能力があがり、こちらのキャラクターのパンチが通用しなくなった。
倍速で動いているのだ。
どうする。