2003年11月19日(水)
仮想世界での戦闘。
三人。
シューターと呼ばれるエレベータのような機械で、ビルの中を移動する。
激しい戦闘の中をくぐり抜けてきた。
そろそろ今日の戦闘は最後の時間になる。
軍曹が銃を構え、シューターの上にのぼる。
おそらく自爆攻撃をするのだろう。
自爆攻撃は仮想世界での戦闘ではよく行なわれる。
いったん死んでも朝になれば復活できるからだ。
残された私とシューターを操作している彼。
彼の名前は知らない。
最下層へ移動し突入する準備。
私は銃とナイフを確認する。
シューターが下降する。
加速。
仮想世界での死は現実での死ではない。
だがあまりにも自爆攻撃を繰り返し慣れてしまうと、仮想世界で死ねなくなってしまう。
ゾンビだ。
シューターは下降を続ける。