近所を歩いている。
新築のマンションがあった所が、青と白に塗り分けられた雪印の工場に変わっていた。
トラックも停まっている。
あれだけのマンションをいつのまにか潰して工場にしていたとは。
さっそくヨメに教えなきゃ。
空がとてもあおい。
*
航空機の乗客として、ある島に向かっている。
客は少ない。
前方の広い席に勝手に移動してくつろぐ。
前方に窓があり、風景がよく見える。
アナウンス。
地球外生命体よりの宣戦布告。
すべての航空機の移動が禁じられる。
ちょうど着陸しようとしているのに。右側にヘリコプターが寄ってくる。
何か叫んでいる。
人間ではない。
席の左側にいる男に話しかける。
「身長は?」「175cmですけど」「高いな」彼に非常口を押さえさせ、私は窓を破りヘリコプターに飛び移る。
それはヘリの形をした別の種類の乗り物だった。
振り返ると航空機の窓が次々と割れ、高度を下げているのが見えた。
*
実家の玄関にて。
暗い土間。
引き戸越しに老人が見える。
客か?違うようだ。
食べ物を求めているらしい。
仏壇に供えてあったりんごを渡す。
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