暇だったので車に乗って、買い物に出かけているはずの妻と息子を迎えに行く。
渋滞で商店街の前は塞がっている。
信号もよく見えない。
後ろから黒の高級車がクラクションを鳴らして来る。
お嬢様風の女性が何やら文句を言っている。
車を左に寄せて話を聞く。
なんでも、私の妻が味もわからぬくせに高級なワインを買っている、ということで怒っているらしい。
余計なお世話だ、とお嬢様の顔をひっぱたく。
妻と息子も現れた。
おまえも何をやっているんだと妻に対して怒り、息子だけつれて車に乗り、帰ろうとする。
妻も無理やり車に乗ってきた。
仕方ないので私も機嫌を直し、車で公園をすり抜け、すいている道から家を目指した。
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