電車にのって修学旅行。だが、真ん中にやくざが何人か乗っている。
これはある試験で、やくざにたいしてなんらかのアクションをおこすことで、合格・不合格が決まるのだ。
私は後ろから手渡された拳銃に弾を1発込め、背中とシートの間に隠す。そのうち眠くなってうとうとしてしまった。
電車は駅についた。みんないっせいに向かいのホームの電車に乗り換える。やくざたちは動かない。
私もつられて走る。拳銃は線路に落として捨てた。発車のベルがなると、おもむろにやくざたちが電車を乗り換えてきた。
みな、恐れる。私も、素手でやるしかないのか、と覚悟する。隣の車両にやくざたちはいる。
いずれこちらの車両にもくるのだろう。よく考えたら、電車を乗り換えずにいったん駅からでたらよかったんじゃあないか。
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