駅のホームで次の電車を待っている。ホームの真ん中に、黄色い電車が入ってきた。
幅は普通の電車の半分で、しかも途中駅どまり。そのまま発車してしまう。
線路脇の家の2階から、音楽が聞こえてくる。NHKドラマ「七瀬ふたたび」の主題歌だ。
懐かしくて聞いていると、女子高生が話しかけてきた。20年ぐらい前のドラマの主題歌だよ、と曲のタイトルを教えてあげる。
続けて、別の音楽が。これもテレビ番組の主題歌のようだが、わからなかった。家の窓は錆びたトタンでふさがれていた。
女子高生の右肩には、動物の牙でかまれたようなあとがあった。
聞いてみると、なんでもない、と言われたのでそれ以上は聞かなかった。
彼女は人気があるらしく、同級生と思われる男友達が割り込んで話しかけてくる。でも彼女は私の方を見て話している。
電車に乗るのはやめて、外に出る。駅構内の食堂の中を抜け、外へ。いつのまにかつれは男になっている。
知らない顔だが親しげだ。よそのアパートの中を抜け、近道をする。
あるアパートを抜けたら、出口で鍵をかけなければならないことに気づいた。
私が戻ることにする。連れは、アイマスクを渡した。私が内側から鍵をかけ、つけた明かりを消しながら、そっと玄関まで戻る。
家の主は風呂に入っているようだ。首尾よく戻り、私は遠回りして、連れが待っている空き地へと戻る。
アイマスクを示して、無事戻ってきたことを告げる。
目的地は宴会場だった。すでに課員が酔っている。部長は横になって寝言を言っている。
私はオロナミンCとビールが混ぜられたものをすすめられる。甘い。後輩にもすすめるが、いやがられる。
現実世界へ |