まだまだ現役

 
畑のまわりでは年輩の方達が現役で頑張っております。こういいますと私の方がばりばりやっているようですが、手で草を取ればものすごいスピードで、この時期でベストの種蒔き適期は頭の中に、土の配合もそれぞれ工夫してと年輩の方達にはかなわないことがたくさんあります。

みなさん年輩の方とここで言いますと何歳ぐらいの方を想像されますか?会社ですと通常60歳定年ですから年輩と言いますと50代ぐらいの方を想像される方が多いのではないでしょうか。でもここでは違います。77歳の方でも自転車に鍬をつけてすいすい、90歳の方でも自転車で畑に通って現役で植物達と接しています。

畑にいるときの皆さん方はいつも元気いっぱい。目は少年のように好奇心にあふれ常に活き活きとしています。その方達と話していると今度はこれに挑戦しようとか「あんたんとこのあれはどう育てるだん」説明するとそれなら土の配合はこれぐらいでコストはいくらなんて事もさっと出てきます。ほんとかないません。

時々本などでは現在の農業に学ぶことはないとか、いろいろ言っていますが実際に接してみますと奥が深いことに感心させられます。

いろいろな野菜を無農薬有機栽培で作るためには植物が最も育ちやすい時期に種を蒔いてスムーズに育てることが必要となります。種の袋に栽培適期なるものは書かれていますが、その地域独特の最適日を見分けるには畑から山を見、風を感じなければいけません。

そんな時に「おい!***の種は蒔いたかん!」のおばあさんのその一言が大いに助けになります。みそを作ってみたいなーと言うと、自家採取の大豆の種を適期になったらわけてあげるからとやさしい一言。来年の始めには夢に見た自家栽培の無農薬大豆でのみそ造りに励むことが出来そうです。

その前にうまく大豆を育てることが肝心ですが。縁あってこの土地で畑を耕し、この場所で人と知り合い、大切な方々にハーブや野菜を送る。すべて何かの縁で結びついているような気がしてなりません。

きっとこのページを読んで下さっている皆さんとも何かの縁ですね。

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