映画日記のページ


2004年2月

「ハリーの災難」

 1955年アメリカ。監督がヒッチコック。ヒロインはこれが映画デビュー作となるシャーリー・マクレーン。
 まあ一種のドタバタ劇なのだけど、シャーリー・マクレーンは可憐でいい。調べたら、この映画の時点では21歳。それにしてもヒッチコックは久々に見たなあ。

「カッコーの巣の上で」

 1975年アメリカ。ジャック・ニコルソンが主演。
 刑務所での労働を避けるため、病気の振りをして精神病院に入った主人公。あまりに無気力な患者も、彼があれこれする行動によって、徐々に自信を取り戻していく、というストーリー。このままだとハッピーエンドなのだが、ラストの展開が凄い。

10月

「アバウト・ア・ボーイ」

 原作が良かったので、どう映画化されたか気になって見てみた。なんで映画は「男版ブリジット・ジョーンズ」とか変なコピーが付いているのかと思ったら、そちらにも出ていたヒュー・グラントが主役だからか。なるほど。
 例によって時間制限のため、細かい設定は全てカットされていたが、空っぽな男の役は巧く演じていたと思う。小説のように何かが伝わっては来なかったけど。

7月

「ニューシネマ・パラダイス 完全版」

 3時間のノーカットバージョン。
 この映画、私のオールタイムベスト映画なのだけど、見直すのは何年ぶりかな。早朝に時間が空いたので見たのだけど、朝から泣いてしまった。公開版と比べると、多分ラスト近くの、恋愛の顛末部が増えたのだと思うが、公開版くらいの長さがやっぱり適当かもしれない。
 いずれにせよ、とてもいい映画なので、まだ見てない人はぜひどうぞ。

「スターウォーズ エビソード2」

 エビソード1の10年後が舞台。
 ジェダイ見習いとなったアナキン・スカイウォーカーは、パドメと10年振りに再会し、どうこうというストーリーは別にいいな。ストーリーが徐々に繋がっていくので、ファンとしてはたまりません。ナタリー・ポートマンもすっかり大人になったな、って確か前作の時もそう書いたような。エピソード1以前の3作を見てない人は、ちゃんと見てから行くと楽しさ倍増です。

6月

「マジェスティック」

 2001年のアメリカ映画。マジェスティックとは「威風堂々」という意味みたい。
 50年代のアメリカ。ハリウッドで映画の脚本家をしている主人公が、レッドパージに合いそうになり、泥酔して事故。記憶喪失の状態で運ばれた小さな街で、戦死した男と間違われる、というストーリー。古き良きアメリカが舞台だし、映画館の再建のエピソードや、恋愛のエピソード、レッドパージのエビゾードなど盛りだくさん。「映画館には魔法がある」というセリフには、ちょっと感動したなあ。あとラスト近くの諮問委員会の場面も。映画好きの全ての人にお勧め。アメリカ版「ニューシネマ・パラダイス」と言えるかも。

2002年2月

「アメリカン・サイコ」

 去年公開されたアメリカ映画。何となく見てみた。
 実体なき株の上昇で湧く80年代のニューヨークが舞台。27歳の主人公は、地位と金もあり、高級レストランの研究に余念がない。そんな自分と実質的な自分との差が開いて虚しい彼は、殺しが止められなくなるというストーリー。原作は「レス・ザン・ゼロ」を書いた作家だそうだが、未読なので何とも言えない。ただ、戸梶圭太と同じノリだ。

「キャスト・アウェイ」

 トム・ハンクス主演の無人島物。
 飛行機事故で無人島に漂流した主人公。さてどうする、という物語なのだけど、戻ってからの後半部が長すぎ。でも、ボールのウィルソン君は良かった。島と脱出物は「流刑地サートからの脱出」からがあるから、どうしても映画だとストーリーでは勝てないかも。

「オーシャンズ11」

 久しぶりに映画を見に行った。
 アメリカ映画にありがちな、オールスター物なのだけど、初めてこの手の映画を見たのは小学生か中学生の時の「オリエント急行殺人事件」だったかな。子供心にも「スターの一人一人に出番を与えなければいけないから、話がつまらなくなる」という事を思った記憶がある。そしてこの感想、大人になった今でも、ちっとも変わらない。それぞれの俳優のファンが見ればいい映画。でも、この映画選んで見に行ったのは自分だからなあ。前評判には注意しましょうという教訓かな。

10月

「アンドリュー」

 ロビン・ウィリアムズ主演のSF物。
 近未来、アンドロイドが普通に存在する社会で、ある家族の元にやってきた彼はアンドリューと名付けられる。冒頭のロボット三原則はお約束としても、何かの理由で感情を持つようになった彼は、というストーリー。いきなり話が20年後とか、その40年後に飛ぶので、登場人物も亡くなったり、歳を取ったりする。どこまでが人間で、どこまでが機械か、という問いかけはなかなか興味深い。

9月

「ブリジット・ジョーンズの日記」

 なかなか彼が出来ない32歳の女性が主人公。私と同い年だ(笑)。タバコを吸いすぎるのも、酒を飲み過ぎるのも、惚れっぽいのも同じだ。身につまされるな。原作読んでからと思ったんだけど、先に見てしまったので、今度読んでみよう。多分一日に吸ったタバコの数とか細かい事柄の描写がリアルに書かれているんだろうな。

「千と千尋の神隠し」

 お馴染みの宮崎アニメ。久しぶりに見たくなって映画館へ行った。
 しかし、作りがまめだ。細かいところにも気を配ってディテールが凄い。ストーリーを追おうとしても、つい画面のそこそこに目が行ってしまう。そういえば、子供の頃って、いろいろな物が怖かったし、いろいろな事を思ったな、としみじみした。いい映画だな。

「ブリスター」

 久しぶりにビデオを見た。これは去年のミステリー映画祭でグランプリ取った作品。ビデオになっていると思わなかったので、ちょっと嬉しい。
 アメリカンコミックのフィギュアコレクターが主人公。彼女に呆れられつつも、SF映画オタクのマスターやロボットオタクとつるみながら、超レアフィギュアを探すのが目標。近未来の話とシンクロしながら進むのだが、テンポが良くて、なかなか面白かった。

「スペース・トラベラーズ」

 去年かおととしの日本映画。
 「踊る大走査線」のスタッフが撮った映画なので、コンゲーム的ストーリーかなと思ったら、まあ半分はそうかな。孤児院の仲間3人が銀行強盗をするが、いろいろトラブルがありというストーリー。中盤までは良かったけど、後半は、きっと「明日に向かって撃て」などのアメリカンニューシネマの影響が強いんだろうなあ。ノリも「踊る大走査線」と一緒だし。浜田雅功の役どころと、ロックバンド解散のエピソードを除いて、その分銀行内部の描写に割けば、固定した舞台劇のようになって良かったような気がする。

3月

「ペイ・フォワード」

 1日が映画の日で休みだったので、何となく見てみた。
 「シックス・センス」で人気になった、子役の何とか君が主役だが、社会派映画なんだか、この子役を前面に押し出した子役アイドル映画なのかが紙一重。中学校のシーンでも、この子役ばかりが出てくるので、クラスメートの性格がさっぱり分からず、ラストへの伏線となっていない。抑えた脇役にして、「今を生きる」みたいな感じにしたら良かったのに。

2001年2月

「エイミー」

 オーストラリアが舞台なので多分オーストラリア映画。
 父親がロックスター、でもある事故で死んでしまう。妻は娘を一人で育てるが、娘のエイミーは失語症に加え、耳も聞こえない。ある時、近所のギター好きの男が、歌だけは歌える事に気づき、音楽にメッセージを託して歌ってみるが、というストーリー。「リトル・ヴォイス」と勘違いしていたのは、この映画だった。警官の歌が妙におかしい。

「アリー・マイ・ラブ2 1−2」

 ようやくシリーズ2を見る。前作の事務所メンバーに新しく「氷点下の女」と言われる弁護士が加わり、何だかよく分からない理由で裁判を起こす中国系の美女のクライアントも一緒に付いてきて、ひと騒動起こす。アリー・マクビールの方は相変わらずだけど、あの時の別れはこういう事だったんだ、というのに気づいてしまい、妙に切ない。

「グリーン・マイル」

 「ショーシャンク」にしても「スタンド・バイ・ミー」にしても、キングの非ホラー小説の映画化は、割といい感じに仕上がるので、今度はどうかなと思ってみたが、3時間という映画にしては長い時間のせいもあり、原作との違和感はさほどなかった。落ちの部分も、映像だと分かりやすいし。ただ主演のトム・ハンクスは、ちょっと個性が強いので、もうちょっと地味目の役者の方が良かったかも。

12月

「ボーン・コレクター」

 大ヒットした原作を映画化したもの。原作は読んでないけど、見立て殺人が出てくるあたり、普通のサイコ映画とはちょっと違う。確実にシリーズ化されるだろう。でも、アメリカにも横溝正史みたいな人はいるんだなあ。

「バッファロー’66」

 渋谷かどこかで単館上映されていた映画。NY州バッファローで、1966年に生まれた男が主人公。映像がメインで、ストーリーはおざなりなので、物語好きな私としては、この手の映画は大嫌い。

「ミッション・トゥ・マーズ」

 近未来、火星探査に行く有人ミッションを描いた映画。今までのSFで散々語られている火星文明をモチーフにしているので、新鮮味はないが、無重力を描いたシーンだけは面白かった。

「パーフェクト・ストーム」

 自分で買った初DVD。単に音状効果確認ソフトとして買ったのだけど、ストーリーはアメリカのフロリダ沖に、希にみる大嵐が発生したというもの。人間ドラマもあるにはあるけど。思ったより、特殊効果は普通だったかな。音は良かった。

「バトル・ロワイアル」

 成り行きで見に行った。もちろん、あの大部の原作をそのまま映画化出来る訳もないから、コンパクト化されてはいるが、割と忠実だったのが良かった。三村の出番が少ないし、唐突に「腹腹時計」とか出てきても、果たして分かるのか、という不満もあるが、割と出来は悪くないと思う。今更話題になっている描写のきつさに関しては、別にこれに限らず、マンガでもゲームでも、他にもいくらでもあるだろうに。下らない。

8月

「シュリ」

 去年話題になった韓国映画。しかし、このストーリーって乱歩賞受賞作の「twelve Y.O」とほぼ同一だ。舞台が日本国内か韓国かの違いだけだし。やっぱり考える事は、日本も韓国も変わらないのかも。

「アリーmyLove 11」

 第一エピソード最終巻。今までのことを思い出しつつ終わるという感じだけど、早く第二エピソードシリーズも見なくては。

「ジャンヌ・ダルク」

 去年のアメリカ映画。リュック・ベッソン監督だからフランス映画かも。
 イギリスの占領下にあったフランスを舞台に、前半はジャンヌ・ダルクの活躍を、後半は宗教裁判を巡っての彼女の信仰心について、というストーリー。単なる活劇にしなかったのはいいけど、この試みは成功していると言えるのだろうか?

「アリーmyLove 9−10」

 初の殺人事件を扱う事務所が手助けを頼んだ刑事事件専門事務所という設定で、他のドラマと共同で作った話が面白い。アリーでの続きをそちらのドラマで扱うという構成だったみたいだけど、テレビ局が違うのに出来たところがポイント。1stシリーズはあと1本で全部見終わるとこまできたな。

7月

「ワイルド・ワイルド・ウェスト」

 多分、去年のアメリカ映画。
 西部劇にメカを合体させるとどうなるかという映画で、科学者が作ったという変な兵器がいろいろ登場する。アイディアはすごく好みなのだけど、ストーリーがちょっと弱かったかな。

6月

「ファイトクラブ」

 これも去年のアメリカ映画かな。
 殴り合う事で解放感を得ようとする男たちが秘密のクラブを作る。これが広がっていき、意外な展開を見せるが、というストーリーだけど、このオチは小説で使い古されていて、何の目新しさもない。

「アイズ・ワイド・シャット」

 去年のアメリカ映画。キューブリックの遺作として有名になったが、これが「2001年」や「シャイニング」のキューブリック? と思った。映像美を否定する気はないけど、わざわざ映画にするほどの題材とは思えない。

5月

「極道記者」

 ダービー前日に気分を盛り上げるために見た。原作は塩崎利男で競馬ファンにはメジャー。
 スポーツ紙の競馬記者を主人公に、ノミ屋殺しや、賭場の描写。女との駆け引き。要はそれだけなのだが、勝負を賭けたレースでしびれるシーンでは私もしびれた。もう10年以上前の映画だが、大杉漣が既に脇役で登場している所が渋い。後は小島武夫が出ているのが意味不明。

「地雷を踏んだらサヨウナラ」

 実在する戦場カメラマンを主人公にした映画。背景はベトナム戦争。青森の三沢出身の沢田教一がやはり同じ世界で有名なため、少しだけ知識はあったが、映像で見ると従軍カメラマンという世界は、やはりハードだ。
 命と引き替えに撮った写真がワシントンポストの一面を飾っても、名前はUPIという事に憤慨する場面が良かった。

「ブレアウィッチ・プロジェクト」

 ロードショーに行けなくて、ようやくビデオで見た。
 ワンアイディアストーリーなのだが、最後まで引っ張る力はなかなか。時間がなくて、「黒い家」とこれを朝方まで連続で見たのだが、深夜に見ると結構怖い。ただ、謎が謎としていろいろ残るのが気になるなあ。公式本でも立ち読みしよう。

「黒い家」

 貴志祐介のホラー大賞受賞作の映画化。
 大竹しのぶの怪演がいい。怖いことは怖いのだけど、主人公が情けなさすぎ。こんな設定だったかなあ。いささか演出過多かも。森田監督らしく、ロケ地は金沢。

「アリーmyLove 6−8」

 10話から15話まで。
 アリーを巡る三角関係+法廷ドラマという図式は変わらないものの、現代社会のテーマを織り込んで飽きさせない。あと3本で第一シリーズは全部見終わるな。

4月

「秘密」

 2年前の東野圭吾の小説の映画化。全作読んでいる私の現時点でのベスト作だけに、どのように映画化されたか興味津々。
 ストーリー的には細部は変更されているものの、概ね原作に忠実。ただラストははっきりさせないまま終わった方が良かったかも。東野圭吾本人も教授役で出てました。主演の広末に関しては、うーん、ファンにはたまらないでしょうね、いろいろと。

「娼婦ベロニカ」

 去年辺りのアメリカ映画。
 中世のベネツィアが舞台。女性は裕福な男性の所有物と見られていた時代に、愛のある結婚を阻まれたベロニカは、愛する男性の傍にいるため高級娼婦となる道を選ぶ、というストーリー。アメリカ映画だから仕方ないかもしれないけど、出てくる人がみんな英語を話しているのは変だ。それはともかく、妙に文芸風にならずに、そこそこ面白かったな。

「リトル・ヴォイス」

 多分イギリスの映画かな。
 愛していた父親が亡くなり、母親と二人暮らしの少女。父親が好きだった音楽だけを毎日聞いている彼女は、無口なためリトル・ヴォイスと呼ばれている、というストーリー。決して凄くいい映画じゃないのだけど、まあまあ良かった。「シンプル・プラン」の予告編で見た、父親が亡くなったショックで話せなくなって、音楽を介在して感情を表現する少女の映画とどこかで混同したみたい。その映画のタイトル知っている方は教えて下さい。

「アリーmyLove 4−5」

 6話から9話まで。
 結構流行っているみたいで、公式ガイドブックまで出た。これを読む限りは、第一エピソードは20数話あるようだ。しかし主演のアリー役の女優の年齢を見てびっくりしたな。

「マトリックス」

 DVDは5.1chで音声が収録されているので、対応したAVアンプを通して再生すると音声が効果的なのだけど、先日オーディオ店でデモとしてこれを途中まで見せてもらったので、気になって最後まで見た。
 ストーリーは未来SFではよくあるテーマ。SFXと映像処理が売りかな。良くも悪くもハリウッド映画の典型だ。

3月

「アリーmyLove プロローグ−3」

 アメリカの人気TVシリーズのビデオ化。一気に見た。
 ロースクールで彼と別れ、弁護士となってからも男っ気がないアリーを主人公に、毎回法廷シーンを入れながらコミカルに描く。NHKでも日曜の夜に吹き替えでやっているのだけど、吹き替えの声質が全然合ってない。早くもっとビデオにならないかな。

「踊れトスカーナ」

 単館上映されていたイタリア映画。FMで評判聞いて以来見たかったがようやくビデオ化。
 イタリアのトスカーナ地方で、田舎ながら楽しく暮らす人々の元にフラメンコダンサーの一行がやってくる、というのが導入部。その中の一人と主人公の会計士との恋がメインだが、ユーモラスで明るい描写がとてもいい。今年のベスト映画になりそう。

「ブロークダウン・パレス」

 レンタルビデオは冒頭に他のビデオ紹介があるのだけど、それで惹かれて見た。
 アメリカの女の子が卒業旅行でタイへ。そこで麻薬密輸トラブルに巻き込まれるというストーリーはいいのだけど、中盤以降が詰まらなかった。いかにもアメリカ人が見たアジアという感じだし。

「セックスと嘘とビデオテープ」

 何となく見逃していた一本。
 まさにタイトルそのままのストーリー。ある出会いによって、人生が変わっていく物語というか、主人公の女性の心理変貌が面白い一本。

「八つ墓村」

 横溝正史の映画化はかなりの数がされているのだけど、これは一番新しい映画化。金田一耕助は豊川悦司。
 ある程度は省略されているけど、なかなか忠実に映画化されていると思う。途中で島田荘司の「竜臥亭」とごっちゃになって困ったけど。

「もののけ姫」

 近所のビデオ屋で200円レンタルセールをやってたので、つい見てしまった。
 ストーリーとテーマはいつもの宮崎アニメと一緒なのだけど、ふむふむと見入ってしまう。オオカミは山犬様なのか。なるほど。

2月

12日

「ラブレター」

 数年前の岩井俊二監督映画。
 夫を亡くした妻が、夫の実家にあった卒業アルバムから、引っ越す前の住所をメモし、そこに届くはずのない手紙を出した事から話は始まる。割とノスタルジックな作りで、図書館のシーンとか、私はほのぼのといろいろ思い出しちゃったな。

11日

「エントラップメント」

 99年のアメリカ映画。
 絵画盗難事件を伝説的泥棒マックの仕業と読んだ保険会社の調査員が、内情を探るため新たな盗みの依頼をする、という導入部。ショーン・コネリーがマック役なのだが、渋い泥棒役としてなかなかはまっていた。

8日

「アンナと王様」

 今年公開のアメリカ映画。
 18世紀(だったかな?)の現在のタイを舞台に、近代教育を任されたイギリス人女性家庭教師と王様とその数十人の子供たちとの交流をメインに話は進む。植民地化を狙うイギリス、フランスとの駆け引きと国の内情なども盛り込んでいるので、焦点が分散化した傾向はあるけど、なかなか面白かった。でもジョディ・フォスターも年取ったなあ。

2000年1月

6日

「海の上のピアニスト」

 今年最初の映画は映画館へ行って見てきた。
 予告編と監督が気に入って見に行った。船の上で育ち、27年間ずっと船から下りたことがないというピアニスト「1900」と知り合ったトランペット吹きの回想と現代が交互に語られるという構成で、圧巻はジャズの創始者と言われている男とのピアノ対決。
 ただ個人的には、ラストであそこまではっきり描かなくても余韻を残して終わるとか、ほのめかすだけにして終わるなどでもいいように思う。

12月

26日

「イン&アウト」

 99年か98年のアメリカ映画。
 高校の英語の先生が、かつて教えていた生徒がアカデミー賞授賞式で「先生はホモだ」発言をした事により、騒動に巻き込まれるというストーリー。
 コメディーとしてはまあまあだったけど、だから何なんだという気がしないでもない。

25日

「ライフイズビューティフル」

 今年のイタリア映画(なのかな? アメリカ映画かな)。
 アカデミー賞を何部門か取った時の紹介を見てから、ずっと見たかった映画。1939年だったかのイタリアを舞台に、陽気な男に「お姫様」と呼ばれている女性との恋愛話から、後半は大戦下でのユダヤ人収容所の話へと移行する。どんな場面でも「お姫様」と子供への愛情を失わず、明るく生きる男の描写がいい。「ボンジョールノ、ティッサトルタ」(お姫様という単語はうろ覚え)という呼びかけが記憶に残る。全ての映画ファンへおすすめ。

20日

「グッドナイト・ムーン」

 99年のアメリカ映画。
 前妻との二人の子供を軸に、新しい母親になろうとしている女性と前妻との葛藤を描く映画。最初の1時間はテーマがどこにあるのか分からず、ちょっと困ったが、最後の辺りはいろいろ障害を持ってきて盛り上げていた。しかしアメリカの子供はかわいいよなあ。

11日

「シックス・センス」

 久々に映画館まで見に行ったアメリカ映画。
 もう各メディアで散々取り上げられているので見てない人もストーリーは知っているだろうけど、死者が見える子供の話。その子の精神的ケアをする医者の役がブルース・ウィルス。もうラスト勝負の映画。なるほど、結構やられた。ちょっと鳥肌立ってしまったし。

5日

「バッチ・アダムス」

 98年か99年のアメリカ映画。大好きなロビン・ウィリアムス主演。
 自殺癖がある男が自主入院した精神病院で医師になる目標を持ち、医科大に入学する。患者を笑いで救おうとし、死の先延ばしよりもQOLの向上を目指す彼は、事あるごとに教授陣と衝突する、というストーリー。実在の医師をモデルにした映画だそうだが、この手の役はやっぱり巧い。

4日

「恋に落ちたシェイクスピア」

 99年公開のアメリカ映画。
 劇作家のシェイクスピアを主人公に、「ロミオとジュリエット」が書かれるまでの舞台裏をシェイクスピア自身の恋愛と絡めたストーリーだが、思っていたよりは面白かった。劇中作と現実のストーリーが同一になっているという分かりやすい構成もあるが、やっぱり主演女優の魅力が一番大きいかな。

11月

17日

「髪結いの亭主」

 91年だったかのフランス映画。
 子供の頃、理髪店の女性に憧れていた主人公が、念願叶って理髪店を経営している女性と結婚。その日々の暮らしを回想を交えながら描いている映画。髪を切る、という行為は確かにエロティックな部分はあるかもな。

13日

「ウィズ・ユー」

 99年公開のアメリカ映画。
 モーテルを経営する母親、姉と三人暮らしの10歳の少女。ここに滞在する事になった知的障害者の青年との交流を描く。君はいつか大人になって僕のことを嫌いになるんだ、というセリフがあるけど、子供の頃を思い出させる映画。結構おすすめ。

11日

「8mm」

 99年公開のアメリカ映画。ニコケイ主演。
 私立探偵のところへ富豪の未亡人から奇妙な依頼が寄せられるというストーリー。何というか、後味悪い映画だな。つまんなくはないけれど、映画にするほどのテーマかという気がしないでもない。

10月

12日

「フェノミナン」

 最近のアメリカ映画。
 37歳の誕生日の夜、夜空から光を受けた男は卓越した記憶力、学習能力、語学力に加え、サイコキネシスの能力まで持ってしまう。ありふれた田舎町で普通に暮らしていた男に起こった変化に周りはとまどうが、というストーリー。この手の突然変異物が好きなので見たのだが、無理に話を広げないのが良かった。

9日

「スターウォーズ 帝国の逆襲 特別編」

 80年頃に公開された映画をリマスタリングしたTHX版。
 先日に続き、今度は帝国の逆襲を見る。このシリーズは本編の前にスタッフが出てきて、どこを修正したかの制作風景が入るのだが、本編にはいるとそんな事は忘れて見入ってしまう。

8日

「メリーに首ったけ」

 今年公開されたアメリカ映画。
 高校時代の卒業パーティ「プラム」に行くはずだったが、アクシデントで行けず、その子が忘れられずに探し出すというストーリーだけど、中盤以降は脱線していく。コメディー恋愛映画的なのだが、味付けが結構ブラックだな。主演の子が素敵なので、いいけど。しかしアメリカの高校生はパーティがいろいろあって楽しそうだ。

7日

「ザ・ロック」

 何年か前のアメリカ映画。
 ザ・ロックと呼ばれるアルカトラス刑務所を舞台を占拠したテロリストに、唯一脱獄経験のある政治犯とFBI化学研究員が組んで立ち向かうというストーリー。ショーン・コネリーが政治犯役で相変わらず渋いが、ストーリー的にはとにかく撃たれても死なないアクションシーンが多く、アメリカ的。

2日

「スターウォーズ 特別編」

 確か76年に公開された映画をリマスタリングしたTHX版。
 この夏エピソード1を見て、細部をすっかり忘れていたので思い出すために見たのだけど、そうか、こういう風に繋がっているのかと感心。しかしみんな役者が若い。

1日

「鮫肌男と桃尻女」

 98年だか99年の日本映画。望月峯太郎のマンガが原作。
 ヤクザの金を奪って逃げた元ヤクザと組織とのチェイスに地元の人たちを絡めた構成で、なかなかファンキーで良かった。主演の子も綺麗だし、主役の俳優も名前は知っていたけどやっと顔が分かった。

9月

30日

「女と女と井戸の中」

 97年のオーストラリア映画。
 田舎の家に家政婦としてやってきた少女。女主人に気に入られたあたりから、話は意外な展開になりはじめ、というストーリー。前半はともかく、後半がどう着地するのか楽しみだった。ふむ、こういう落ちか。

10日

「シャイン」

 「ピアノ・レッスン」とごっちゃになっていたオーストラリア映画。
 父から教えられたピアノに天才的才能を持った少年は、オーストラリアからイギリスの王立音楽学校へ留学する。そこで精神を病んで、というストーリー。作中で弾かれるラフマニノフの3番は早回しで撮ったのだろうけど、見るだけでも凄い。今度CDで聞いてみよう。

10日

「バグダッド・カフェ」

 見逃していた映画を見よう、という事で借りてきた。
 作中がんがんホリー・コールの「コーリング・ユー」が挿入されるので、すっかり耳について離れなくなった。それはともかく、ストーリーは結構意表を突く展開で、前半と後半のイメージがまるっきり違う。でもこの手の話は好きなので良かった。「天使はこの森でバスを降りた」にちょっと通じる物があるかも。

7日

「スモーク」

 P・オースターが原作・脚本の映画。
 ニューヨークの片隅にあるタバコ屋を中心として、ふとした事で知り合った何人かを中心に話は進む。黒人の少年はなかなかいい味を出しているし、作家役を演じていた俳優もはまり役で良かったけど、ストーリーはP・オースター的に余韻を残して終わる。

5日

「踊る大捜査線 ザ・ムービー」

 ようやくここまで辿り着いた。
 湾岸署史上最悪の3日間というサブタイトル通り、2つの事件を中心にお馴染みのメンバーが右往左往する。クライマックスのシーンでは、思わず涙ぐんでしまったくらい。日本映画としては久々に面白かった。

3日

「キューブ」

 98年のアメリカだかカナダの映画。
 不条理的に立体形の部屋に連れてこられた数人の男女。6面全てにハッチがあって、隣のブロックと繋がっている。ワナがある部屋では命を落とす。さて、脱出法は? というストーリー。アイディア先行型映画なのだけど、割と面白かった。全体のトーンがやたら暗いのだけど、そういう監督なんだろうな。

1日

「踊る大捜査線 スペシャル1、2」

 歳末スペシャルと秋のスペシャル。
 面白いのだけど、やっぱり本編の方が独特のリズム感があって良かったな。

8月

29日

「レインメーカー」

 98年のアメリカ映画。コッポラが監督で、確かグリシャムが原作。
 ロースクールを卒業したばかりの若い弁護士が主人公。保険請求が却下されたおかげで移植が受けられなかった件の裁判をメインモチーフに、暴力を振るわれる女性との恋も進んでいく。法廷映画が流行ったとは聞いていたけど、なるほど、こういう感じか。

28日

「踊る大捜査線 1−4」

 97年のドラマのビデオ化。1−11話まで。
 営業から警官になり、派出所経由で所轄の刑事となった青島刑事を主人公に、警視庁と所轄の現実を会社に例えながら、ギャグを挟みつつ、様々な事件を描いている。
 警察小説においてはよくあるシチュエイションだけど、軽快なテンポとはまっている役者陣によって、とても面白いドラマとなっている。これははまります。

25日

「KYOKO」

 96年の日本映画。先日小説を読んだら、後書きで村上龍が褒めていたので見てみた。
 NYからマイアミまで車で行く話なのでロードムービー風にするのかな、と思いきや割と原作に忠実。それぞれの視点からのパートはカットされているけど、仕方ないか。主演の高岡早紀は私が大学の時好きだったので、何だか懐かしかった。映画的にはまずまず。

4日

「アルマゲドン」

 レンタルビデオ開始を前に各新聞に大々的キャンペーンを展開していたので、私もついつい見てしまった一本。
 人気俳優を集め、金をかけたSFX、ありきたりなストーリーとアメリカ映画らしい一本。この手の話はもういい。プロパガンダ映画みたいな気がしてきた。

3日

「死国」

 板東眞砂子の一般小説デビュー作の映画化。
 見終わった後「こんな話だったっけ?」と思い、小説を読み返してみたのだけど、合っているのは大まかなあらすじだけで、細部は全然違ってた。無理にホラー寄りにしない所が板東眞砂子の持ち味なんだけどなあ。
 主演の夏川結衣(だったような)が綺麗だったのが救いか。


7月

15日

「ガタカ」

 98年辺りのアメリカ映画。
 近未来が舞台で、遺伝子により就職を始め、生活レベルが決まってしまう世界の中、どうしても宇宙飛行士になりたい男がどん底からはい上がるために選んだ方法とは、というストーリー。
 途中まではすごく良かったのに、ラストががっかり。

12日

「プライベート・ライアン」

 スピルバーグがオスカー狙いで作ったと言われる今年だか去年の映画。
 冒頭から第二次大戦のノルマンディー上陸作戦、いわゆるDデイの戦闘シーンが延々続いて圧倒された。よく小説に出てくるシーンなのだけど、ここまで映像で見せられては、やっぱり凄い。中盤以降もリアリズム重視で、戦闘シーンの合間に個人個人のエピソードが挿入されるという形式だけに、見入ってしまう迫力。
 アメリカ万歳型ではないラストだったら良かったのに。

「カジノ」

 デニーロ主演のアメリカ映画。
 1970年代から80年代にかけてのラスベガスが舞台。カジノ総支配人となった男、金に取り憑かれて破綻している女、利権に群がるマフィア、様々な人間の視点で語られるという構成。
 2時間30分ほどの映画なんだけど、それでもあそこで終わるというのは納得いかないな。

6月

30日

「トゥルーマン・ショー」

 最近のアメリカ映画。
 生まれてからずっと24時間のテレビショーとしてセット内で生活し、カメラに追われている男。ふとしたことから、男がそれに気づき、制作側は何としても止めようとするが、というストーリー。
 アイディア自体は子供の頃みんなが一度は考える事だけに目新しくはないが、それを映像化してしまうのはさすがアメリカ。でもそれだけという感じがする。

27日

「ディープ・インパクト」

 最近のアメリカ映画。
 彗星の軌道が地球に衝突する、というよくある設定ではあるが、それをとりまく映像がやはり凄い。私は昔から「復活の日」とか、この手の設定が好きなので結構楽しめた。でも最後にアメリカ万歳、となるところがアメリカ映画かな。

24日

「ベイブ」

 95年のアメリカ映画。
 養豚場からふとしたきっかけで牧場にもらわれた子豚を中心に、様々な動物同士が話せるという設定のコメディー。
 親代わりとなる牧羊犬がいい味を出していて、すっかり気に入った。

16日

「L.A.コンフィデンシャル」

 98年のアメリカ映画でようやくレンタル出来た。
 ロスを舞台にした刑事物。エリートで正義感が強い新米刑事とタフな叩きあげの刑事がストーリーの中心となって殺人事件を捜査していく。ミステリーとしてはありがちな展開だったけど、映画としては十分楽しめた。評判が高いのも分かる。
 余談だけど、この映画には「リタ・ヘイワース似の女」というのが出てくる。キングの原作では最後に貼られていたポスターの女性歌手「リンダ・ロンシュタット」はなぜか私のCDの中にある。色々な関連性が見つかってちょっと楽しい。

12日

「ラヂオの時間」

 結構好きな三谷幸喜監督の97年日本映画。
 ある主婦がラジオ脚本コンクールに応募して、それが入賞。ラジオドラマ化されるのだけど、主役の女性の名前を変更したところから、原作を大きく離れて修正され始める。そのどたばたぶりが見所。

「ペット・セメタリー」

 89年のアメリカ映画でキングの小説の映画化。
 要は死者蘇りの話を現代風にアレンジしたキングの原作は、何故そこへ行き着くかという描写が延々続いて鬼気迫る小説だったのだけど、103分の映像になってしまうとただのB級ホラーだ。見なければ良かった。


4月

26日

「セブン」

 アメリカを舞台に、定年前の刑事と新任してきた刑事が連続殺人を追うというストーリー。
 正直「そこで終わるか」というラストが不満だけど、そこまでの経過は良かった。私は俳優名をほとんど覚えないので分からないのだけど、定年前の刑事役をやっていた人は「ショーシャンク」に出ていた人なのかな?

「M.I.B」

 地球外生命交渉チーム、メンインブラックの姿をコミカルに描いた映画。スピルバーグが監修か何か。
 UFOが発見された場所に出ると言われる「ブラックマン」が原型だろうけど、その素材の料理法はなかなか面白かった。この手の話を作らせるとスピルバーグは本当巧い。

2日

「レオン」

 リュック・ベンソン監督。
 ニューヨークのイタリア人街で、殺し屋と一人になった少女の奇妙な共同生活が始まる。男は徐々に心を開き始めるが、少女のある行動のおかげで麻薬取締局を敵に回す事になる、というストーリー。
 評判通り面白かった。ジャン・レノもいいし、少女もいい。よし、次は関連して「ニキータ」を見よう。


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