99年10月 第三回みちのくミステリー映画祭



 去年までは6月頃やっていたイベントですが、今年からこの時期に。3日間行われるのだけど、仕事の都合上最終日の日曜だけ行ってきました。

 新幹線で盛岡向かう途中、デジカメのメモリーカードを入れて来なかった事を思い出して、盛岡で購入。準備が悪いな。

 最初のミステリー作家トークショーは、司会が28回乱歩賞作家中津文彦、後は31回乱歩賞の東野圭吾、今年の乱歩賞新野剛志、盛岡出身の斎藤純。ミステリーに関してや、映画の話などをしていくが、会社を辞め放浪しながら執筆したという新野剛志の話や、今まさに映画公開中の「秘密」に出演した時の東野圭吾のエピソードが面白かった。寿司屋の客と迷った挙げ句、大学教授の役で出たそうだけど、撮影した大教室は早稲田ではないそうです。あと新野剛志の乱歩賞受賞作は「マルクスの恋人」というタイトルだったのだけど、村上さんの「スプートニクの恋人」とだぶるため、「八月のマルクス」に変更になったとか。同じ講談社だしね。後は乱歩賞作家が多いためか、8年ほど前から出るようになった賞金については、怒ってました。

左の写真左側が新野剛志、右側が中津文彦。右の写真が東野圭吾。


 1時間20分ほどのトークショーの後は新野剛志と東野圭吾のサイン会。どちらも下の会場で本を買った人先着50名。東野圭吾は全部読んでるし、「マルクス」も買ったしな、と思ったのだけど、ついつい両方買って並ぶ。新野さんとはちょこっと下北沢の「ザ・スズナリ」などについて話して、小説も良かったしいい人だ。東野さんの方が断然人気で、こちらが終わってもサイン本が余っていたので、ついつい更に2冊買う。

左が新野剛志、右が東野圭吾。

 続いてのトークショーは、大沢在昌、馳星周、司会役は評論家の新保教授。

 最初から大沢在昌がハイテンションで「お前は新宿鮫なんて目じゃないと思ってるだろ」と馳星周に言い出すし、馳星周も軽妙なトークでそれを返す。新保教授は淡々としながらも毒舌だし。どちらの作家も代表作が映画化されているため、そのエピソードもいろいろ話していたが、「新宿鮫」のヒロインが決まるまでの話が面白かった。まずそうなので、ここに書くのは自粛。「不夜城」の方は映画化の条件として、自分が出る事を挙げたそうだけど、セリフの音声が消されたそうだ。そりゃ、そのセリフじゃねえ。

 アメリカと違って映画の製作費が低いため、原作料も微々たるものだという話で「あれは慰謝料だ。小説をこんなにしちゃってごめんなさい、という」とか、北方健三が映画化の時出演してあちこちで「出た」と言ったのにカットされた話とか、帯に書く推薦文にいい事書けないという話を編集者にしたら「大沢在昌激読!」にされたとか、笑える話が多かった。大沢在昌と馳星周は、馳星周が18の時上京して新宿のバー「深夜プラス1」でバイトしていた頃からの付き合いだそうで、いかにも気が合っていたな。

左から大沢在昌、馳星周、新保教授。後ろの席だったので綺麗に撮れませんでした。


 来年はぜひ、東北に関わりのある恩田陸を呼んで欲しいなと思う今日この頃でした。スタッフのみなさま、毎年お疲れさまです。


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