| そんなこんなでコート１号に乗り込んだ、Dr.OKとササキ君は、患者さんの肛門の真正面に待機しています。 それではササキ君、発進！ はっし〜ん、、、、、 |
 Dr.OKはじめからいやに狭いですね。このあたりは、肛門管と言って、約３cm の長さにわたって括約筋が取り巻いているのさ。内括約筋は意識していなくても緊張して肛門を閉めていてくれるので、便が漏れたりしないわけだよ。 周りの壁がいやに赤くないですか。 うん、肛門は血管が網の目のように豊富にあって、これが故障すると、痔核を生じたりして出血することもあるんだ。 そんな、やっかいな血管なら痔核になる前に取ってしまえばいいんじゃないですか？ いやいや、血液をためている血管と、周りの支持組織が、ちょうど水道の蛇口に使われているパッキンのような役割をして、水のような下痢便でもきちっと漏れないようにしているんだよ。 そんなもんですかねえ。 それが証拠に、痔核の手術の後遺症の多くは、痔核の取りすぎによるものが多いんだよ。 |
