==================================================================== Mean Free Path Version 2.13 伝宝 一樹 denpoh@mvi.biglobe.ne.jp 21 Apr, 2002 ==================================================================== 【Mean Free Pathの概要】 Mean Free Path(以下MFP)は,任意の気体圧力と温度に対する剛体球分子と しての平均自由行程を求めることを目的としたソフトウェアです.他に, 平均自由時間,平均分子速度,衝突周波数,クヌーセン数,粘性係数,拡 散係数も計算することができます. 以上の物理量は,Lennard-Johnes(以下L-J)ポテンシャルの2つのパラメー タ(σ,ε/K)から計算されます.代表的な気体のL-Jパラメータは,データ として既にMFPに登録されています.未登録の気体に関する情報は,ユー ザー自身が登録することができます.また,L-Jパラメータがない場合でも, ある代表温度における粘性係数,または,剛体球分子としての分子直径を 登録することにより,計算することが可能です. 【動作環境】 MFPはMicrosoft Windows 95/98/2000上で動作します.Windows Me/NT上 での動作確認は行っておりません. 【ファイル構成】 アーカイブファイルには,以下のファイルが含まれています. mfp.exe ... MFP の実行ファイル gasprop.csv ... 分子に関するデータベース mfphelp.htm ... ヘルプ molecule.gif ... ヘルプで使う画像 readme.txt ... このファイル また,MFPの起動後, mfp.ini ... 設定保存ファイル が作成されます. 【インストールの方法】 解凍したファイルを任意のフォルダ(ディレクトリ)におき,デスクトップ にmfp.exeのショートカットを作成したり,スタートメニューに登録してご 使用ください.解凍したファイルはすべて同じフォルダ(ディレクトリ)内 に置いて下さい.以前のバージョンを使用していた場合には,上書きして 構いません.ただし,自分で編集したデータベース"gasprop.csv"を上書き してしまわないよう,予め"gasprop.csv"のバックアップを取っておいてく ださい. MFPの実行には,Microsoft Visual Basic 5.0(SP3)のランタイムライブラ リ(DLL),および,ActiveXコントーロール(OCX)が必要です. Vector(http://www.vector.co.jp/)等から,別途入手してください. 【アンインストールの方法】 レジストリは使用しておりませんので,関連するファイルを全て削除して 下さい. 【MFP の使用方法】 mfp.exe を実行してください.その他の詳細については,mfphelp.htm を ご覧ください. 【著作権および免責等】 Mean Free Pathの著作権は,作者である伝宝 一樹が保有しています. Mean Free Pathはフリーウェアであり,個人・商用を問わず,無料で利用 することができます.このソフトウェアを流通あるいは利用したことによ って生じた如何なる障害・損害も,作者は一切の責任を負いません.利用 者の責任において利用するものとします. アイコンのオリジナルはSIFCAによるものです(Original CG by SIFCA). 【転載および再配布】 ファイルの改変や名称の変更等が無い限り,転載や再配布は自由です.た だし,配布の際には実費以外の金銭等の授受を行わないで下さい.また, 転載先を作者にご一報いただければ幸いです. 【最新情報の入手先】 最新バージョンは,ホームページ上で公開いたします.質問,要望,不具 合の報告等は,メールにてご連絡ください.   HomePage: http://www2b.biglobe.ne.jp/~denpoh/   E-mail: denpoh@mvi.biglobe.ne.jp 【更新履歴】 Version 2.13 (2002.4.21) - オプションで温度単位を「℃」に設定した場合,0℃以下の温度を入力で  きなかった問題を修正. Version 2.12 (2001.10.25) - Windows 2000で,一部文字化けしていたのを修正. Version 2.11 (2001.9.26) - 計算結果の表示を変更. - その他,コードの見直しと,細かなバグフィクス. Version 2.01 (2001.1.31) - 異常な二重起動のバグ修正. Version 2.00 (2000.11.27) - 使い勝手向上のため,インターフェースを変更. - クヌーセン数の値に応じて,流れの領域を表示するようコードを追加. Version 1.04 (2000.2.13) - 計算結果を保存する際,保存日時の年号を4桁表示するようコードを変更. Version 1.03 (2000.1.15) - 終了時のウインドウ位置を保存する等,使い勝手向上(?)のための幾つか  のコード変更,追加. - 計算結果のクリップボードへのコピーや,ファイルへの保存時における  書式の設定. - その他,コードの見直しと,細かなバグフィクス. Version 1.02 (1999.4.23) - タイトルバーに,気体Aの名前と分子量を表示するようコードを追加. Version 1.01 (1999.4.21) - [気体のデフォルト設定]が,直ちに反映されないように変更. Version 1.00 (1999.4.18) - 正式版の初公開. ==================================================================== Copyright(C) 1999-2002 by Kazuki Denpoh