インナーバッファー 内張り 作成
さて、セキュリティも中途半端な配線ながら終了し、完成させる事が目的ではなく作業する事が目的な俺は次の作業に入りました。 それはオーディオ! この車の純正オーディオは「スーパーサラウンドシステム」とかなんか特別なのが入っているらしく、なんとスピーカーが9個ほど入ってるらしいです。確かに純正とは思えない音の良さは持っているけど、所詮純正。ラジオを聞く分には十二分ですがCDだとアウトです。 というわけで、家に眠らせていたFocal+DEX-P1を当然ながら取り付ける事に! しかし、ランクル80には難点が! フロントドアスピーカー取り付け個所が大きな車とは思えないほど端っこによっており、全くスペースにゆとりが無い!且つ、スピーカーの奥にはなんともジャストに窓のレールがあります。純正スピーカーは普通のスピーカーとコイルの位置が逆の薄いスピーカーが入っています。ただでさえ奥行きのあるFocalをここにインストールするのは不可能と言う事になりました。 お店にいって相談したところ、やはり不可能という話で、つけたとしてもスピーカーの半分ほどが隠れてしまうので音を考えても良くないと言われました。こうなるとスピーカーを取り付けるためにはスピーカーの位置を移動するしかありません。お店で頼んだ場合、内張りの改造+インナーバッファー作成+アウターバッファー作成かなんかで1週間10万かかるというお話。というわけでいつも通りの考えで、じゃぁ自分で10万以内で作ろうと思い立ち、制作開始しました。というかこの文章を書いている時点で既にかなり作業が進んでいるのでかなり曖昧な記憶ですが、最終的に買ったものは↓なかんじ。
いや〜予想よりかかった!
色々悩んだんだけど、純正の内張りに穴をあけたりポケットを半分にして失敗した場合、元に戻せなくて悲惨ではないか!と言う事で、内張りごと作る事にしました。万が一、万が一にもこの車を売りたくなったときに元に戻せるしね。内張りについている取っ手などはもちろん流用します。FRPかなんかで作ってみたかったけど。
まずは内張りを取らなきゃなんも始まりません。言う事はなんもない。ねじをとってパキっとはずす。ランクルの場合注意しなければならないのは取っ手についている毛がついているパーツを外すとねじがあります。結構見逃しそうな所なので注意。あ〜あと今回はプラスチック製の内張り剥がしを大活用した。いやぁ、ホント便利。ドライバーと違って内張りとかに負けるから傷つけずに済む!車の中のパーツを引っぺがす時にはいつも活用してます。 あ!あと一つ周知?すべき事が!! ドアレバーの周りについているカバーの外し方。あれは知らないと簡単に割れちゃうからね。ランクル80の場合、てかトヨタはみんなそうなのかもしれんけど、レバーの軸となっている棒が長めにできていてそこにカバーが引っかかってます。ちなみに俺は今までの車で何回かこれを割っている!今回は割らなかった!
内張りからポケット、取っ手、上部プラスティックを取りまくり。なんだかすごい量のねじでとまっております。
ここまでやると内張りがタダの皮革付き板になります。で、今回は内張りごと作成なので、この板の複製を作ります。しかし皮革がついてるので穴の型取りを鉛筆でなぞってできないので、複製元に紙を置いて、手で押し付けて型を取って、カッターで紙に穴をあけて、それをナゾって新しい板に書き込むというなんとも原始的な方法で行いました。
さて、型も取ったのでとうとう木を切ります!内張り用板は1.5ミリ、いや、1.2ミリだった気もするけど、とにかくそれくらいの板のMDFをつかいました。MDFって案外売ってないんだよなぁ。唯一近所のRoyalホームセンターで売っていました。いや〜助かる! 初めてジグソーを電源入れて使い方も全く分からないまま本番投入しました。最初怖かったからゆっくりスピードで切ろうとしたんだけど余計危ないんだね。スピードを遅くすると切れずに木に引っかかってしまい恐ろしいことになるので注意。 それと特に使う必要も無かったんだけどトリマーを初投入。そしてさっそく恐怖体験しました!穴を整形しようと思ってトリマーで削り始めた途端、手がぶれてしまいトリマーが跳ねた!おかげでせっかく作った内張り板に大穴開けちまったわ。 いや〜初めての木工作業で内張りはキツかったね。穴のかずがとっても多いし、しかもひょうたん型という変わった形の穴を片側で十個以上あけなきゃいけないもんだからかなり苦労したよ。 完成後、実際にドアにつけてみて穴がずれていないか確認。残念ながら一箇所メッチャずれてたけど他はどうやらOK。どうにかなるもんだ!
さて次はウレタンニス。ネットの情報だとMDFは特に水を吸いやすいので何かしら表面に浸水防止加工をした方がいいみたい。よく分からないんだけど油性ウレタンニスが結構いいみたいなんだけど、油性は臭くて迷惑かけそうなので水性を買いました。最初は水である程度薄めて塗ったけど、なんか薄めないでそのまま使ってちょうどいいかも?
ウレタンニス乾燥後、というか翌日、スポンジ&人工皮革貼り付けです。 人工皮革はユザワヤで買ってきました。しかしこの人工皮革は裏に布が張り付いている。ねっとで調べた限りでは車用には裏に布が張り付いてないようなのを使うのかなぁ?と思う。だってこれじゃ全然伸びないもん。しかしどうせ見た目にこだわるようなタチではないので気にせず使いました。 スポンジは1.5mmくらいのをジョイホンで購入。これは板と人工皮革の間にはさみました。純正の場合は限りなくうっすーいスカスカのスポンジが板と皮革の間にはさんでありました。これが1.5mmの厚めな密度の高い、1m x 1mで360円もしやがるものになるんだから音に対する貢献度も高いはず!元々ランクルは静粛性にも力を入れている車だろうけど、さらにパワーアップ。 カーナビつけたりセキュリティつけたりしてた時に色々剥がしたけど、この車の防音材は分厚い!安そうなフェルトがごっつり入ってる。セドリックも防音材たっぷり入ってたけどもっと高そうな素材使ってたね〜!俺の今までの車(リベロどか〜、、カムリとか〜。。)と比べるとなんと手の込んだ車だこと。 話がそれましたが、貼り付け手順は以下のとおり ・スポンジを内側にタッカーで貼り付け 正直ボンドで貼り付ける必要はないかもしれん。てか左ドアはボンド使ってません。ボンドの匂いが抜けるか心配だったんだけど、一週間くらいしたら抜けたね〜。まぁ部屋がシンナー臭くてもあまり気づかない俺だけかもしれないけど。。 それにしてもこの手順でいいのでしょうか?内張り外周の内側方向に内部ではタッカー針が飛び出てるはず。多分いつか皮革から飛び出てくるんじゃないかな?てか純正では足の短いタッカー針で皮革を止めてるね。こんなん売ってるのか??すげ〜ほし〜。 この後取っ手などをつけてみました。かなり皮革の色が合ってなくて手作り感たっぷりの内張りとなりました。なんていうか、人のぬくもりがたっぷりな〜。
さて次はインナーバッファー作成。てかアウターバッファーは作りません。前の車と同じでインナーバーッファー飛び出しまくりで上等です。どうせまた作りたくなるだろうし。一発目はこんなレベルでちょうどです。
大よその作りは、前の前のカムリで店に作ってもらったインナーバッファーのパクリで行く事にしました。もう早く音楽聴きたいのでとりあえずスラントなしパテ入らずで作る事にしました。1.5CMのMDFでベースの板と2枚のわっかで構成されています。 さて、とうとうスピーカー移動個所の選定。運良くランクル80のドア前下部分にはサービスホールがあるので、大体の場所は決まってるんだけど、どうやってねじ止めするかが問題でした。まぁ最悪ドリルで穴開けちゃえば良かったんだけど、運良く3箇所止めれそうなところがあったので、そこに止められるように紙でベース板の型を作りました。
そしてMDF切りまくり。1.5CMで結構厚いから俺のジグソーで大丈夫かぁ?と思いましたが全く持って問題なし。バリバリ削れます。左右とも同じ設計でいけそうなので、上記で型取りしたベース板と、ワッカを4枚作成しました。大体かかった時間は2,3時間かかったかな?このとき気づいたんだけど、ジグソーで使う歯によってかなり切れ方が違う!相当細かいところじゃない限り大き目の歯の方がかっこよく切れるね。しかしいまだに波打った切断面になるね〜。さらにサンダーとかあれば綺麗にできるんだろうがこれ以上ツール増やしても無駄っぽいので買わないです。 今回は1.5CMもあったので本当にトリムの出番!ベース板の周りを曲線に削りました。当たり前なんだろうけど元々の切断面が波打っててそのままだからトリムあとも波打ってるわ〜。しかしまぁトリマーは楽しいね。なんか家具作りたいわ。トリマーから出る粉塵はすっごい息詰まる!ジグソーよか細かい粉塵が大量にでるからマジでマスクなしだと辛い。次やる時はマスク絶対しようと思いました。
ベース板をドアに固定する為の穴あけです。ボルトナットでとめます。これは緊張した。もし微妙に5mmとかずれたら痛いもん。しかし正しい方法なんて知らないので、板をガムテで固定して、穴に鉛筆を突っ込んでマーキングして、ドリルで穴あけました。これまた成功。いや〜何とかなるもんだホントに。
これも内張りと同じ理由で水が染み込まないようウレタンニスを塗り捲り。ここは目に入る部分になるからもっとツヤツヤしてもいいかな〜?というか木目があった方がかっこいいかもな〜?次は違う木でやってみよう! |
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