知の道1:はじめに


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博士 というわけでついに始まったな!ヒヨコ君!!
ヒヨコ君 いきなり何ですか,博士ぇー.
博士 「知の道」がだよ!ち・の・み・ち・がっ!!!
ヒヨコ君 ぼく,分かんなーい.
博士 とぼけるんじゃあないっ!!<ぎゅうーっ>っとつねってやろうか.
ヒヨコ君 いてててて,「ってやろうか」ってもうつねってるじゃあないですか.
博士 <ボカッ>と殴ってやろうか!!!
ヒヨコ君 いたっ!だからもう殴ってるじゃないですか.勘弁してくださいよー.
博士 せっかく新連載を始めようというときに気のない返事をするからそうなるんだ!!
ヒヨコ君 じゃあ博士が説明してくださいよー.
博士 んーじゃぁだな.ひとつ質問をしてみようかのう.ヒ・ヨ・コ・君♪
ヒヨコ君 (うっ気持ち悪いな...)な,なんでしょうか?
博士 ヒヨコ君は何がヒヨコ君なのだ?
ヒヨコ君 何がって...僕が「ヒヨコ君」ですよ.
博士 あいかわらずとぼけた解答しかできんやつだ.じゃあ質問を変えてみようか.
ヒヨコ君 ドキドキ
博士 いまはやりのクローンとやらでエイッとヒヨコ君の細胞を拝借してと...ポンッ!
ヒヨコ君ヒヨコ君 あれあれ...?右側にもう一人います博士.
博士 んー左がしゃべっているのか...でもどっちがしゃべっているのかよー分からん. さて,ヒヨコ君,もう一人の方もヒヨコ君か?
ヒヨコ君ヒヨコ君 うっ!微妙な質問ですね...違うような違わないような...
博士 はっはっは!そうだろう!しかしこれにスッと答えることができないようであれば まだまだじゃのう...カッカッカッ
ヒヨコ君ヒヨコ君 (また始まったよ..博士の自慢癖が...)「スッ」と答えられなくて悪うございました.
博士 まぁまぁそうスネるでないぞ.ヒヨコ君の頭脳ではまだいた仕方あるまいて.
ヒヨコ君ヒヨコ君 はあ...(ぢぎじょーっぐやじーっ)   博士,もういいですから元に戻してください.
博士 なんだ,怒ったのか?イジメがいのない奴じゃ.まーでもややこしいので元に戻してみるか.<ポン>っと.
ヒヨコ君 ...
博士 んっどうしたヒヨコ君.
ヒヨコ君 ...
博士 げっ!!まっまさか,誤ってわしは本体のほうを消してしまったのか!?おぉーっ わしは何ということを!!!
ヒヨコ君 ハッ・カッ・セッ,僕ですよ♪
博士 はっ,ク,クローンがしゃべった!!$#☆@&!!
ヒヨコ君 本体の方ですよー.ちょっとさっきの仕返しにおどかしてみただけです.
博士 (ほっ...)なーんだ,わしはどっちでもよかったんじゃがな.
ヒヨコ君 まったくかわいげがないんだから...ぶつぶつ...でもちょっとうろたえていた ところがかわいいですね,博士!!
博士 何を下らんことを言っておるのだ.まださっきの質問に答えておらんぞ!
ヒヨコ君 んーさっきのは左側が僕で,右側は僕ではありません
博士 何が違うのじゃ,姿かたちが全く同じではないか.読者の方が見ても区別がついておらんと思うぞ.
ヒヨコ君 中身が違います.
博士 その中身とは何じゃ?
ヒヨコ君 えーっと..精神かな...
博士 ほんとにその精神とやらがヒヨコ君なのじゃな.
ヒヨコ君 そうです.我思うゆえに我ありですよ,博士.
博士 じゃぁ,この外見ヒヨコ君はいらないからポイッと

ヒヨコ君
.......
博士 あれっヒヨコ君?おーい!!

ヒヨコ君
.......
博士 えーい!!こういうときは「リセット」をかけるに限る.エイッ!!
ヒヨコ君 ピコッ.ブーン.ピッピッ.チャチャーン♪ あぁ.博士.
博士 あいかわらず簡単な構造をしとるやつじゃのう.おまえはPCか?
ヒヨコ君 何のことですか?
博士 んーまぁそれはおいといて,先ほど君がこれヒヨコ君ヒヨコ君ではないというから 消してやったら全部消えてしまったではないか.
ヒヨコ君 精神はここに残っていたはずなのになぁ...覚えていません.
博士 気楽なやつじゃ...で,元に戻るが,結局何がヒヨコ君なのですか?100字以内で述べなさい.
ヒヨコ君 .....
博士 ん,どうした?自分のことが分からんのか?
ヒヨコ君 .....どう言っていいか分かりません.
博士 そう正直になられてもイジメ甲斐がなくなってしまうのう.まぁでもこの講義で トレーニングを積んでいけばそのうち分かるようになるかも知れない.
ヒヨコ君 本当ですか,うれちーっ!!
博士 ま,ヒヨコ君の頭脳でそこまでいけるかはよく分からんが...
ヒヨコ君 しくしく.
博士 では今日はこれくらいにしてまた次回に続きをやることにしよう.
ヒヨコ君 (そのうち博士をギャフンといわせてやりたい...)

第一話 完
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