PC98拡張計画その後


  NEC PC9821V200/M7 の拡張を試みました。つまずきは K6-2 400MHz にありました。ベンチマークテストでは、浮動小数点で2倍、整数演算で2.5倍の処理能力が得られました。ただし、私のシステムでは不安定なことが多く、特に Windows 98 のインストールに於いては危険があり、一旦外した方が安全であることを学びました。何回付け外ししたか分かりません。様々なトラブルにみまわれました。警告メッセージもいろいろ見ることができました。リセットがきかない、電源が落ちないなどはよくありますが、セーフモードでも起動しないのきのショックなど貴重な体験でした。致命的不具合を示す赤文字のメッセージには二度と出会いたくありません。
 結局 Windows 95 と 98 のデュアルインストール状態としましたが、Winstart 98 で切り替えているので不安定な状態です。ソフト的な切り替えは危険が伴います。何らかのトラブルで 98で起動できない時、95まで起動しなくなってしまうのです。98から 95へ切り替えるには、98上から行わなくてはならないのです。もっとも今の私の環境では、あえて Windows 98 である必要もありません。
 Windows 95 ORR2.1+Internet Explorer 4.01の環境から、Windows 98にしてみたのですが、新しさは全くありません。Windows 3.1 から 95 のときのような大きな変化はありません。98でしか動かないソフトもありません。FAT 32 は使わず、USB機器もない今の環境では、98のメリットはありません。むしろ起動は遅くなるし、ベンチマークでは何と 95より低くなるのです。演算、描画とも若干低下してしまいます。これはどうしたものでしょうか。あらためて発売当初の雑誌記事を見直してみましたら、当時からこの事実はちゃんと指摘されていました。95+IE4.0 の環境より 98 の方が速いという記事を見たこともありますが嘘です。どうしても 98 が必要ということでなければ、95のまま使い続けた方がよいと思います。バージョンアップどころかバージョンダウンとなる可能性も高いという事実は知るべきです。
 さて、いろいろ試行錯誤しているうちに、なぜかベンチマーク(HDBench 2.61)の値がよくなってしまいました。 浮動小数点 11738、整数演算 12248は変化ありませんが、総合 10053と数字上かなり向上しました。これはビデオ能の向上によります。ドライバに不具合があったものが修正されたのかもしれません。
 ということで、Windows 95 で頑張ることにしました。潔く 98 のシステムは消してしまいました。K6-2 はやめにしておこうと決意しました。実は、98をアンインストールする前、悪い虫が騒いでまたつけてしまい、98の起動中にハングアップという事態になってしまいました。やっぱり不安定だということで Pentium に戻しました。同じことを繰り返している自分が情けないのですが、抑え切れません。今 K6-2(メルコ HK6-MD400-N2)は無償修理中です。(リコールということ。よく考えれば大変なことですよね。)冷却ファンの取り付けに問題があり、熱暴走してしまう危険があるとのこと。修理が済んでどうなるか、きっと試さないではいられないに違いありません。どうなるか確認しなきゃ・・。95では問題なっかんだし・・。と、修理完了を待ちわびているこの頃であります。そうこうしているうちに、K6-3 が出ちゃった。これを使わない手もないなあ・・・。   

(1999.4.29)