Windows 98 導入顛末記 その後


 さてさて、Windows 95 は、K6-2 400MHz 上で快適に動いていました。Windows 98 は必要ないという気持ちでこの1年を過ごしていました。しかし、世の中は Windows 2000 です。小心者の私は、時代に取り残されたのではないかと不安になってしまいました。ハード的な問題もあるので、ここはWindows 2000 は様子観察としましょう。でも、遅ればせながらソフトは新しいのにしておこうということで、仕事用に使っていたこれまでの Microsoft Office 97 を Office 2000 にバージョンアップすることにしました。ここは奮発して、Office 2000 Premium 。
 インストール開始。ハードディスクも余裕あるし、問題はあるまい。ほう、インターネット・エクスプローラーも5になるのか。あれ? 途中でハングアップ。インストールをやり直してもハングアップ。ありゃまあ。おまけにシステムまでいかれてしまいました。時計の進み方がおかしくなり、マウスのカーソルもやたら遅く、使い物になりません。再起動しても解決されません。IEだけは、4から5に置きかわっています。
 1年前の悪夢が甦ります。IE5がよくないのかなあ・・。こういうときはあれこれ考えるより、システムを入れ替えた方が早道。でもどうせなら・・・。ということで、しまってあった禁断のWindows 98を出してしまいました。こうなったら後戻りできないのが私の悪い癖。いっそクリーンインストールするか。そうだそうだ。
 久しぶりのハードディスクのフォーマットです。ATOKの辞書とOutlookのデータを移動するのを忘れましたが、後の祭り。よくある失敗。これくらいではめげません。私も強くなったものです。はっはっは・・と苦笑。
 今回はぬかりなくK6-2をはずして98のインストール。もう95に未練はありません。Winstart 98 も用なしです。何事もなくインストールは終了。ソフトをすべて入れ直して終わり。1年目の経験が生かされ、2日で作業は終わりました。やっぱり機動は遅いし、快適とはいえませんが、世間並みにWindows 98になったとうことで精神的安定を得ましょう。
 ということで、メインマシンは98で動いています。
 正直なところ、バージョンアップといっても、その人の環境によっては、決してバージョンアップにならないことは考えないといけない。どうみてもWindows 95 + Office 97 の方が、私の環境では快適でした。でも後戻りできません。よほどの必要性がない限り、環境は変えない方がいいですね。

(2000.3.12)
 

追記:その後、再度誘惑に駆られ、 Wndows 98 SE にアップグレードしました。今回はトラブルなく終了し、無事マシンは動いています。世間では、Windows me の時代ですが、NEC PC-98 はサポートしないとのこと。ついに隆盛を極めた98の時代は終焉を迎えたのですね。せいぜい使いつぶしてあげましょう。