姫川温泉 ホテル国富翠泉閣 (糸魚川市) A  (泉質A、浴室A、設備B、眺めA)

糸魚川市大字大所885-1 TEL:0255-57-2000  営業時間:9:00-21:00(清掃時間あり要問合)  定休日:なし
泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉、41.6℃、掛け流し
タオル:なし サウナ:なし 露天:あり 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:ロビー 食堂:なし
http://www.kunitomi.co.jp

場所:糸魚川市街から国道148号線を長野県境に向かって進む。長いスノーシェッドを抜け、姫川温泉の案内板に従って国道から旧道に左折する。平岩駅前から橋を渡ると姫川右岸に鄙びて人気のない姫川温泉街があるが、こちらは長野県である。平岩駅前を左折せずに姫川を左手に見ながら直進し、しばらく進んだ先にあるのがこのホテルである。姫川左岸は新潟県であり、姫川が県境となっている。ホテルの前の道路下には川に沿って大糸線が走っている。

料金:入浴は1000円、タオルなし。

浴室:ロビーの左手に、湯の国と名付けられた温泉棟がある。靴を脱ぎ、畳敷きの長い渡り廊下を歩いていく。この辺の演出は豪華気分である。浴室は奴奈川の湯、八千矛の湯に分かれるが、男湯の八千矛の湯に入浴した。掛け湯、楕円形の大浴槽があり、中央のカメから源泉があふれ出ており、大量・豪快に掛け流しされている。床は茶色に変色している。姫川の巨石を用いた露天風呂もあり、これも大量に掛け流しされている。掛け湯の浴槽までもが掛け流しである。浴室からの景色も良く、遠く白馬大仏を見ることができる。洗い場にはボディソープ、シャンプー類あり。

泉質:源泉名はホテル国富。源泉温度41.6℃、PH6.3のナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉。湧出量は1500L/分を誇る。主な成分(イオン濃度mg/kg)は、Li 0.9, Na 184.9, K 25.9, Mg 21.6, Ca 55.6, Sr 0.4, Ba 0.2, Mn 1.0, Fe 0.7, F 0.6, Cl 233.2, Br 0.8, I 1.4, NO3 1.4, SO4 53.5, H2PO4 0.3, HCO3 344.8, メタ珪酸63.2, メタホウ酸19.0, 遊離CO2 252.5で、ガス性除く成分総計は1009mg/kgである。実際の湯は微濁、無臭であるが、若干の金属味がする。肌に優しい湯である。泉質よりも豪快な大量掛け流しがすばらしい。

コメント:入浴料の高さは気になるが、これだけ大量の掛け流しは県内屈指でなかろうか。泉質を論ずる以前に気分は最高である。

(No.306  2003/9/6)

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