場所:赤倉温泉はスキーであまりにも有名であり、国道18号線からの道は、数多くの看板が出ているので迷うことはないだろう。この赤倉温泉街の一番奥にある町営の露天風呂である。1986年に開湯170周年を記念して、妙高山の巨岩を集めて建設された。 料金:大人500円、子供350円、タオルなし。 浴室:自称東洋一の巨大な露天風呂のみで内風呂はない。巨岩が配され、滝の湯という名が示すように、大きな湯滝がある。大きいだけあって開放感はこの上ない。洗い場は全くの片隅に申し訳程度に、いかにも付け足したようにしてある。ボディーソープ・シャンプー類はあるが洗い場が少なすぎるし、狭すぎる。脱衣場は畳敷き。貴重品入れはあるが、脱衣棚は鍵なし。 泉質:無色透明無味無臭であるが、白い湯花が漂う。源泉は北地獄谷から引いており、源泉名は、赤倉温泉大升分湯槽。源泉温度53℃、PH7。泉質は、カルシウム・ナトリウム・マグネシウム−硫酸塩・炭酸水素塩泉。主な成分は、Caイオン117.9mg/kg、Naイオン85.6mg/kg、Mgイオン40.9mg/kg、硫酸イオン285.6mg/kg、炭酸水素イオン283.8mg/kg、塩素イオン77.7mg/kg、硫化水素イオン0.7mg/kg、メタ珪酸185.9mg/kg、メタ硼酸19.5mg/kg、遊離二酸化炭素117.6mg/kg、遊離硫化水素0.8mg/kgなどで、ガス性除く成分総計は1119mg/kgである。 コメント:併設して滑り台付の温泉プールがある。水着着用で楽しめそう。子供の楽しそうな声がこだまする。館内2階に休憩用広間があり、簡単な食事もとれるが、決して期待してはいけない。巨大な露天風呂は確かに魅力的だが、館内設備・質を考えると、1000円は高すぎると思う。この値段では広く勧めることはできない。
(N0.219 2001/7/20、2013/5/19営業時間訂正、2021/4/4料金訂正) |
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