笛田博昭 テノールリサイタル
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2022年11月26日(土) 14:00 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
テノール:笛田博昭
ピアノ:河原忠之
 
トスティ:アマランタの四つの歌

チレア:歌劇「アルルの女」より “フェデリーゴの嘆き”

ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」より “我が祖先の墓よ”

ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」より “ある日青空を眺めて”

(実際の演奏曲目は不明です)

 本日は、新潟県湯沢町出身で、今や日本を代表するテノール歌手として世界に誇る笛田博昭さんのリサイタルです。
 
 私が笛田さんの歌声を聴いたのは、2008年3月の新潟県民会館での「フェニックスコンサート」が初めてで、ホールを振るわせるような声量に驚きました。
 その後、2010年1月の、りゅーとぴあでの「ニューイヤー・ガラコンサート」では、東京交響楽団(指揮:秋山和慶)をバックに、ドラマチックな歌声で魅了されましたが、笛田さんの活躍をよそに、個人的には笛田さんを生で聴く機会はありませんでした。

 そして時は過ぎ、2019年5月の新潟市音楽文化会館で新潟市での初リサイタルが開催され、大きく成熟した笛田さんの歌声に圧倒されました。
 2021年7月のりゅーとぴあでのリサイタルでは、コンサートホールの隅々まで声量豊かに響き渡る暖かく包み込むような歌声に魅了され、世界でもトップクラスのテノールでホールは興奮と感動で満たされました。

 今回は、新潟市では3回目のリサイタルとなります。新潟日報創業145周(創刊80周年)記念事業として開催され、ピアノ伴奏には、伴奏ピアニストとしては日本のトップと言ってもよい河原忠之さんを迎えます。
 曲目はイタリアで研鑽を積んだ笛田さんお得意のイタリア物であり、否が応でも期待は高まります。ファンが多い笛田さんですので、今回もホールは賑わうものと予想されました。

 さて、今日もたくさんの公演があり、県民会館では鼓童の公演がありますし、長岡では澤クヮルテットのコンサートがあり、どれも行きたいのですが重なってしまいました。
 また、コロナ感染が落ち着いていれば、コロナ後に初めて県外に出て、長野でのサイトウ・キネン・オーケストラのマ^ラーの9番を聴きに行くところなのですが、断念せざるを得ませんでした。

 悩んで選んだのがこの公演だったのですが、気が変わることも考慮して、チケットはA席にしていました。そんな中、今日の日を迎えました。

 雑務を片付けて、りゅーとぴあへと車を進めました。

 となるはずでしたが、諸般の事情により出かけることはできず、先週に引き続いてチケットを無駄にしてしまいました。まあ、嘆いても仕方ありませんので、チケット代は笛田さんへのご祝儀ということで、自分を慰めました。

 

(客席:2階D5-31、A席:¥4000)