このところ多忙で疲れ気味。朝起きましたら体がつらくて止めにしようかと思いましたが、どこかへ行けという家内の命令もあり、予定通りに出かけました。
ホールに着きましたら、すでに開場されており、列の最後尾に並んで入場しました。すでにロビーコンサートが始まっていて、きれいなアンサンブルが響きの良いホワイエにこだまして、コンサート気分を盛り上げていました。
客席は1階と2階のB、C、Dブロックのみが使用されましたが、たまたま空いていたCブロック前方に席を取りました。ロビーでの演奏の後、ステージでパーカッションの演奏も行われました。
時間となり、団員が入場。今年はリード没後10年ということで、第1部、第2部とも、オール・リード・プログラムです。
いつもながらに格好良い松井さんが登場して開演しました。リードの名曲、いわば吹奏楽の定番がきっちりと演奏されました。明るく躍動感あるサウンドは新潟ウィンドの魅力です。いかにも吹奏楽を聴いたという満足感をいただきました。
第2部はリードの「ハムレット」。あらかじめ松井さんの解説がありましたが、悲劇を題材とした音楽ですので、暗く重厚感あるもので、演奏はすばらしいのでしょうが、聴く方の気分も落ち込んでしまうようでした。
それを察知して、ここで気分を明るくするアンコールが演奏されましたが、スピード感あふれる爆演に気分爽快となりました。
第3部は団員は黒い衣装に衣替えして登場。女性の頭にはピンクのキラキラリボンが付けられて可愛らしかったです。松井さんも団員とともに登場。効果音が流れた後、プログラムに載っていないジュラシックパークの音楽で開演しました。
以後おなじみの小林智子さんの司会で演奏が進められました。どの曲もきちっとした演奏で、吹奏楽としての味わいが深く感じられました。アンコールを2曲演奏して終演となりましたが、マンボの切れのよさはたいしたものです。
若さあふれ、明るく生命感、躍動感のある演奏は新潟で随一と思います。コンクールでの成績も優秀であり、数ある新潟の吹奏楽団の中でも、実力はトップに思います。指揮者にも恵まれ、演奏のレベルも高く、吹奏楽を聴く喜びを存分に感じさせてくれました。
来年の春はもうひとつの新潟の雄、新潟市民吹奏楽団との合同演奏会が予定されています。楽しみですね。
(客席:2階C2-11、\1000) |