石井朋子 インストア・ライブ
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2013年3月20日(水) 15:30  コンチェルト
 
ピアノ:石井朋子
 


サティ:グノシェンヌ第1番

サティ:嫌らしい気取り屋の3つの高雅なワルツより「かれの鼻眼鏡」

ショパン:幻想即興曲
ショパン:別れの曲

スクリャービン:詩曲op.32
スクリャービン:エチュードop.42-5

(アンコール)
J.S.バッハ/フェインベルク編:13のコラールとプレリュードよりBWV662
 
 

 新潟市中央区東堀通2番町にあるクラシック専門店「コンチェルト」では、地元の音楽家を迎えて、インストア・ライブを開催しています。店内にプレイエルのアップライトピアノが置いてあり、それを利用してのコンサートです。かのイリーナ・メジューエワさんも弾かれたというのは驚きですが、そのときは平日でしたので聴くことはできませんでした。

 今日の出演は陰ながら応援している石井朋子さんですから、聴きに行かないわけにはいきません。演奏は14時と15時半の2回行われましたが、15時半の演奏に参加させていただきました。

 黒いシックな衣裳が素敵な石井さんが登場して開演です。狭い店内ですから、究極のサロンコンサートです。奏者のすぐ隣で聴くことができ、これほどの贅沢はありません。

 トークをはさみながら演奏が進められましたが、ほのぼのとしたお話ぶりには、お人柄がしのばれました。繊細なサティに始まり、ショパン、スクリャービンと、多彩な演目で楽しませていただきました。特に得意とされるスクリャービンは胸に迫るものがあり、大きな感動をいただきました。
 アップライトのピアノであり、サティなんかはピッタリと思いますが、幻想即興曲では、ピアノが壊れるんじゃないかと勝手に心配していました。

 アンコールにバッハを演奏して終演となりましたが、これも良かったです。インストアライブなので、記事にするのはよそうかと思いましたが、大変楽しませていただきましたので、紹介させていただくことにしました。

 石井さんとお話しすることもできて、幸せなひと時を過ごすことができました。石井さん、コンチェルトのお二人には感謝申し上げます。石井さんは、これからの公演予定がたくさんおありになり、今後の益々のご活躍をお祈り申し上げます。
   

(客席:かぶりつき、無料)