りゅーとぴあ・1コイン・コンサート 「春の調べ “箏・尺八”」
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2012年4月7日(土) 11:30  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
箏・歌:片岡リサ
尺八:小林鈴純
 


宮城道雄:春の海 (箏・尺八)

日本古謡:さくらさくら (箏)

よくわかる箏・尺八コーナー

山本邦山:「壱越」より第一楽章 (箏・尺八)

宮城道雄:衛兵の交替 (箏)

越谷達之助:初恋 (箏・歌)

賛美歌(片岡リサ・編):アメージング・ゲレイス (箏・歌)

(アンコール)
 ふるさと (箏・歌・尺八)
 
 

 4月も1週間が過ぎようとしているのに、肌寒い日が続き、今日も晴れ間があるかと思えば雪が降ったりと落ち着かない天候です。白山公園の桜も固い蕾のまま。開花はいつになりますやら・・・。

 こんな土曜日ですが、今日は幸い休みが取れたので、久しぶりに1コイン・コンサートに行ってきました。いつもは平日で行くべくもありませんが、今回は土曜日ということで行くことができました。ホールに入ると客の入りの良さに驚きました。

 和服姿の二人が登場して、お馴染みの「春の海」で開演となりました。ホールの響きの良さと相まって、箏と尺八の美しい調べが心地良かったです。

 その後はトークを交えながらの演奏が進められました。二人とも大阪出身で、関西弁でのトークが面白かったです。片岡さんは、吉本の芸人のような、ユーモア溢れる流れるようなこてこての関西弁で、清楚な和服姿とのギャップが魅力的でした。「よくわかる箏・尺八コーナー」では、箏と尺八についての解説があり、興味深いお話も聞けてためになりました。

 邦楽に詳しくないので、演奏の良さを論じることはできませんが、良い演奏じゃなかったかと思います。驚いたのは、演奏もさることながら、片岡さんの歌声。きれいなソプラノの歌声は、歌手としてもやっていけそうであり、実際オペラにも出演されたそうです。さすがに出光音楽賞を受賞しただけはあります。昨年「題名のない音楽会」に出演されていたのを思い出しました。

 500円で気軽に良質な音楽を楽しめるのが1コイン。コンサートの魅力。本年度も魅力的なプログラムが並びますが、平日ばかり。たまには休日に開催していただけるとありがたいです。
 

(客席:2階C6-34、¥500)