新潟ニューセンチュリーオペラ てかがみ
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2012年1月29日(日) 14:00  新潟県民会館 大ホール
 
 
第1幕

(休憩20分)

第2幕


芸術監督・作曲:池辺晋一郎
台本:平石耕一
指揮:牧村邦彦
演出:井原広樹

武田勇一:宇野徹哉
武田亮子:浪川佳代
レイチェル・ターナー:相沢磨由
ジョン・ターナー:伊東大智

ほか

合唱:オペラ「てかがみ」合唱団
児童合唱:新潟市ジュニア合唱団

演奏:オペラ「てかがみ」アンサンブル
    fl:市橋靖子、cl:広瀬寿美、Vn:佐々木友子、Vc:渋谷陽子
    打:本間美恵子、Pf:平塚洋子
 
 

 昨夜の新年会の疲れが残り、どうしようかと思案しましたが、行ってきました。新潟県文化振興財団30周年記念事業ということで、この財団が制作し、平成13年に初演したオペラの再演です。

 最後までどうしようかと迷っていたので、会場到着は開演直前でした。自由席でしたので、良い席は残っていないのではと心配しましたが、空席が多く、ゆったりと鑑賞できました。

 オケピットには6人のアンサンブルが入っていました。指揮者がスポットライトを浴びながら登場して開演です。ステージには階段のセットが組まれているのみで、いたってシンプルです。鏡のボードが出し入れされて場面転換がされていました。

 各演者とも、頑張って歌っていましたが、舞台も音楽も暗い雰囲気で、観ている方も暗くなってしまいました。始めは粗筋がわからず、前半は良く理解できませんでしたが、休憩時間にプログラムをよく読んだら、後半は理解できました。

 魅力的なメロディはなく、暗くなるばかりでしたが、フィナーレの合唱は盛り上がって救われた気がしました。新潟市ジュニア合唱団の頑張りが決め手だったかもしれません。今もジュニア合唱が歌う「結婚おめでとう」というメロディが頭から離れません。

 演奏は、ピアノ以外は新潟でお馴染みの音楽家ですが、素晴らしい熱演だったと思います。ただし、オペラにしては6人のアンサンブルでは貧相だったかも・・・。演奏は良かったですけれど。

 カーテンコールには池辺先生も登場して大盛り上がりでした。こういう雰囲気はいいですね。

 新潟を題材にした、新潟オリジナルの市民オペラということで、大きな意義があるものと思います。音楽の完成度がどうのなどと御託を並べるのは意味がないですね。素直な気持ちで楽しみましょう。
 

(客席:2階6-21、自由席:2000円)