ラーメン松苑の冷やし中華
北陸道新潟亀田インターから国道49号線に下り、亀田方面に進むと鵜の子交差点に出ます。左手に新潟南警察署、右手にパチンコがありますが、かつてここには、松苑という、亀田町最初の郊外型レストランがあり、その横にラーメン松苑という小さな店がありました。
ここの冷やし中華が絶品でした。麺は極細、スープはやや甘口でした。ガラスの皿に麺が盛られ、その上にもやし、きゅうり、卵焼き、そして紅しょうが。ピラミッドの如く、円錐形に盛りつけられ、それを切り崩しながら食べるのが快感でした。スープがきつくなく、何杯でも食べられました。スープを飲み干しても喉は渇きません。何より、ごま油がきつくないのが最高でした。
いろいろ各地の冷やし中華を食してみましたが、この味に勝るものはなくもう一度食べたい想いがいっぱいです。亀田は私の故郷なのですが、各地を転々としている間に、環境は一変し、店はいつのまにかなくなっていました。きっとどこかで商売しているに違いありません。消息をご存じの方、また、おいしい冷やし中華をご存じの方、メールを下さい。
注：私は、ごま油がきついのは苦手です。レタスやトマトが載ったりのサラダ感覚のものは冷やし中華と認めません。きゅうり、卵焼き、紅しょうが、この冷やし中華界の三種の神器があり、スープはたっぷりと、そして辛子は和がらし、チューブ入りやマスタードではいけません。もちろん卵焼きも自家製です。業務用の大量生産品などもっての他です。これすら守られない店が多々あるのは許せません。
1998年12月
