ふるさと 亀田


 私のふるさとは、新潟市の南に隣接する、亀田町です。人口は3万人をはるかに越え、新潟市のベッドタウンとして、急速に都市化しています。発展するのはいいのですが、さびしさも感じます。
(現在は新潟市に合併して、新潟市江南区となってしまいました。)
 もともと亀田町周辺は、亀田郷と呼ばれ、ひどい湿田地帯で、「地図にない湖」と称されるほどでした。土地改良事業の成功により、見事に乾田化され、立派な農地が生まれたのですが、すっかり宅地化されてしまいました。このような土壌でしたから、かつてはどじょうが名産でした。(しゃれではないですが。)どじょう列車が走って、全国に出荷されたものだと、社会科で習いました。その他、梨の生産、梅の生産が盛んでした。現在も「藤五郎梅」と呼ばれる品種が有名です。この藤五郎というのは屋号ですが、私の実家の近くです。ここの犬が間抜けで、「藤五郎の犬」といえば子供たちの間では、有名でした。
 現在では、亀田製菓が最も有名でしょうか。亀田製菓といえば、子供の頃は、壊れたせんべいがおやつでした。工場に行くと、一斗缶いっぱいの壊れたせんべいが、300円位で買え、お菓子屋さんで、10円も出せば、十分なおやつが買えました。家の裏の田んぼに出ると、遠く新潟市の町並みが見渡せました。今は建物だらけ・・・。
 このように、昔を懐かしがっているのは、オジサンの証拠ですね。

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