今年も片貝まつりがやってきました。今年はNHKの連続テレビ小説「こころ」で、片貝まつりが紹介され、全国的にもこれまで以上に注目されているものと思いますが、世相を反映して玉数が減っているのが残念です。(→花火番附) 大玉は、4尺玉2発、3尺玉3発、2尺玉1発と例年になく寂しく残念でなりません。しかし、奉納もしない部外者が不平を言うのも失礼な話ですね。 さて、今年は公私ともにいろいろあり、また健康状態もイマイチで、労力のいる番附掲載もやめようかと思いましたが、待ってくれている方がいると知り、急遽元気を振り絞って掲載しました。最近は「にいがた夜物語」など片貝まつりに関するメジャーなホームページもできて、このホームページの出る幕もなくなったかに思っておりましたが、期待されてうれしく思いました。 |
神社前の通りは露天が軒を並べて、相当な人出です。露天を覗いて回り、臨時の土産物店を眺めます。せんべい、あられ、羊羹、藍染め製品など、花火にちなんだお土産が多数並んでいます。売り子の姉ちゃんが「NHKこころ公認のお土産ですよ」と叫んでいたのがほほえましかったです。商売繁盛しますように。店の前には4尺玉の模型が置かれ、記念撮影する方々もおられましたが、あまりの混みようで、ポーズをとるのも大変な様子でした。 浅原神社に行くと、ちょうど33歳厄年の鳳凰会の皆さんが練り歩いていました。元気に跳びはね回る会員の皆さん。山車の上で気勢を上げるきれいなお姉さん方がひときわ目立っていました。 |
この賑わい、この熱気、この雑踏、賑やかなお囃子、ホイッスルの音、そしておなじみのアナウンス嬢の声、これぞ片貝、これが片貝まつりなんだと実感します。「あ〜来て良かった」と思いました。浅原神社に充満するエネルギーから元気をもらったように思いました。 お腹もすいたので、露天で仕入れた串焼きをほおばり腹ごしらえ。上空を見上げれば、木立の間から花火が大きく花開いています。一発一発に込められた奉納者の思いを考えると胸が引き締められます。 露天で焼きそばと焼き鳥を仕入れ、雑踏から逃れました。少しはなれた路地端に腰をかけ、食事しながら花火見物に切り替えました。球数こそ多くはありませんが、結構バラエティーに富んでいて飽きさせません。千輪菊や小割り浮き模様付きの金冠などが私好みですが、片貝名物の大柳火、「こころ」で話題の八重芯などいい花火が上がっています。 33歳「鳳凰会」の皆様のスターマインは若々しく、新鮮な花火でした。尺玉50連打もすばらしかったですが、柏崎の300連発を見ているので、打上方の演出もほしかったかなと思いました。 そして、9時40分、「陽光会」の還暦の花火。おきまりの金冠の競宴です。番附の文句は「世界にひびけ 片貝魂陽光会の意気 祝・還暦 先掛十号雷 天の友よ共に見てくれ今宵の華を 物故同級生追善供養 会員各位の健康祈願 天空をうめる 金冠の競宴 陽光会の華 超ワイド ベスビアス特大スターマイン」 さて、これから車へとダッシュ。駆け足でときどき振り返りながら車へと向かいます。5分ほどで車に到着。エンジンをかけ、車を走らせます。見通しの良いところに停車し、10時を待ちます。 おっと、10日もありました。でも日本−セネガル戦があるしな。仕事もたまってるしねえ。どうしようか悩みましたが、10日はおとなしくしていました。 今年は時間的余裕がなく、昨年お世話になった皆様方に挨拶もせずに片貝を後にしました。失礼の段お詫び申し上げます。来年もどうなるか分かりませんが、片貝まつりは続きます。ともに楽しみましょう。 |
*デジカメの調子が悪くスイッチが効きません。削除や露出切り替えなど不能。なかなか思うような写真が撮れませんでした。(柏崎の時からですが) 温泉巡りで酷使して、浴室に持ち込んだりしていたのが悪かったのでしょう。おまけに三脚なしで手ぶれが甚だしい始末。見苦しい写真で申し訳ありません。