2008年 ぎおん柏崎まつり 海の大花火大会 

2008年7月26日(土)


 
 昨年の中越沖地震で柏崎市は甚大なる被害を受け、花火大会も中止されました。2年ぶりになる今年は、復興の年でもあり、長く柏崎のお世話になった私としましては、行かないわけにはいきません。仕事を終えた後、某所に寄り、柏崎に駆けつけました。中央海岸に着くと土曜日も重なってか、例年以上の混雑のようであり、有料観覧席以外のいい場所はしっかり場所取りされていました。私はひとりだけなので、場所取りする必要もなく、ちょっとした隙間に座り込めばいいので、ぶらぶらしながら打上時間を待ちました。人出が多いだけあって、屋台やトイレに長い行列ができており、海岸通りのコンビニは入店するにも行列する有様でした。

 7時半に時間通りに打上開始されました。柏崎港の防波堤や広大な砂浜を使い、左手から大型スターマイン、正面からワイドスターマイン、右手から海空中スターマインと小型スターマインと、右に左に、光の大パノラマです。次々に打ち上がる大型花火に飽きる暇もありません。ブルボンや東京電力など、例年のようにすばらしい花火を上げてくれました。随所に新しい工夫もみられ、動物を形どった花火や魚を形どった花火には歓声が上がりました。ただし、毎度の事ながら煙が漂い、打ち上げの進行がかなり遅れてしまいました。

 恒例になった尺玉100発同時打ちは豪快そのものですが、一瞬で終わるので何とももったいなく感じます。市民一同花火で最高潮となり、尺玉300連発でクライマックスへ。ここで間が空き、終わったと勘違いした人が多かったようですが、最後に復興祈念花火が上がりました。銀色の花火で、華麗ではありましたが心に染みるものがありました。そして最後の最後に3尺玉2発同時打ちがありました。上空に漂う煙の中にかすんで全貌は見えませんでしたが、強烈な打上音と炸裂音は腹に響きました。海面に落ちる光の帯が光の輪の巨大さを物語っていました。

 さすがに新潟を代表する花火大会のひとつに数えられるだけあって、見事な花火であり、震災からの復興をアピールしていたように思います。しかし、会場の横の公園には仮設住宅が建ち並んでいました。頑張れ、柏崎!