2)外科的治療


 筋短縮、関節拘縮、脊柱変形等に対する整形外科的治療も行われています。欧米では歩行可能なうちに、予防的に脊柱固定術を行うと効果的との報告があり、本邦でも行われるようになってきました。しかし、技術的問題等により実施可能な施設は限られているのが現状です。
 また、アキレス腱延長術、腱移行術、腸脛靱帯切断、側弯矯正術等が症例により行われますが、術後の安静がむしろ機能障害の進行を招く危険もあり、臥床期間はできるだけ短くする必要があります。同様に、骨折や捻挫等でもできるだけ早期に運動できるよう配慮しなければなりません。