進行性に筋肉がやせ、筋力低下を起こす原因としては、様々なものがあります。
大きく、筋肉に一次的原因がある病気(筋原性疾患)と運動神経に異常があって、二次的に筋力低下・筋萎縮をきたす病気(神経原性疾患)の2つに分けられます。それぞれには、下記に記すように、いろいろな疾患が含まれますが、筋原性疾患の代表が筋ジストロフィーです。
筋原性 | 神経原性 |
筋ジストロフィー 多発性筋炎、皮膚筋炎 重症筋無力症 その他のミオパチー |
運動ニューロン疾患 筋萎縮性側索硬化症(ALS) 脊髄性進行性筋萎縮症(SPMA) 進行性球麻痺(PBP) 遺伝性脊髄性筋萎縮症 Werdnig-Hoffmann病 Kugelberg-Welander病 球脊髄性進行性筋萎縮症 (Kennedy-Alter-Sung症候群) 脊髄疾患 血管障害 頚椎症、椎間板ヘルニア、後縦靱帯骨化症 脊髄空洞症、脊髄腫瘍 末梢神経疾患 遺伝性運動感覚性ニューロパチー(HMSN) Charcot-Marie-Tooth病 Dejerine-Sottas病 多発ニューロパチー 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(CIDP) |