出湯温泉 華報寺共同浴場 (阿賀野市) B  (泉質A、浴室C、設備D、眺めD)

阿賀野市出湯 TEL:0250-62-7612 営業時間:6:00-18:30 定休日:なし
泉質:アルカリ性単純温泉、38.6℃、掛け流し、飲泉可
タオル:なし サウナ:なし 露天:なし 石鹸:なし シャンプー:なし 休憩所:なし 食堂:なし
http://gozu.jp/2018/02/20/kahouzi_baths/


場所:国道290号線から出湯温泉に入ると突き当たりに華報寺というお寺がある。このお寺の境内の右手に共同浴場がある。右が男湯、左に女湯があり、中間は畳敷きの番台となっている。

料金:大人250円、子供150円、幼児50円。タオルなし。玄関前の券売機で入浴券を買う。(これまで150円であったが、2008年2月から値上げされた。)

浴室:掛け湯のほか、3畳程の大浴槽がひとつあるのみである。10人位が限度。浴槽中央から源泉が噴出し、透明な湯が満ちあふれ、大量に掛け流しされていて気持ちがいい。洗い桶はあるが、体を洗うための小さな水溜はあるものの、シャワーやちゃんとした洗い場は設置されていない。当然石鹸類はない。入浴者は持参の石鹸で洗い、湯船の湯を汲んで流している。

泉質:源泉名は出湯温泉漲泉窟。泉質はアルカリ性単純温泉。PH 8.6.源泉温度38.6℃。湧出量140L/分(動力揚湯)。主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成16年8月12日分析)は、Na 61.6、K 2.0、Ca 46.0、F 0.6、Cl 9.6、SO4 205.0、HCO3 26.5、CO3 0.5、メタ珪酸 12.2、メタ硼酸 0.1、遊離CO2 0.2などガス性除く成分総計は364.0mg/kgである。無色透明無味無臭の柔らかな湯である。浴槽中央の底から大量の源泉が噴き上げられており、豪快な掛け流しである。泡付きの多さは特筆できる。また、浴槽隅の岩組からも源泉が注がれ、ここには飲泉用のコップが置いてあり、ペットボトルに汲んで帰る人も多い。

 2019年9月付(なぜか日にちが消されていた)の分析表によると、源泉名は、出湯温泉 漲泉窟。泉質は、単純温泉(低張性弱アルカリ性温泉)。源泉温度 38.8℃。湧出量 252L/分(動力揚湯)。PH 8.4。
 主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.0、Na 61.9、K 1.8、NH4 1.0、Mg 0.0、Ca 50.4、Sr 0.5、Ba 0.0、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 0.0、Cu 0.0、Zn 0.0、F 0.7、Cl 7.8、Br 0.0、I 0.2、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 0.0、HSO4 0.0、S2O3 0.0、SO4 224.1、HPO4 0.0、HCO3 26.9、CO3 3.0、メタケイ酸 41.9、メタホウ酸 0.0、遊離CO2 0.0、遊離H2S 0.0 など、ガス性除く成分総計は420mg/kg。そのほか、ラドン(Rn)を11.9X10-10Ci/kg(3.27マッヘ単位/kg)含み、源泉は季節の気温変動により加温して供給しているとのこと。

コメント:女湯との仕切の壁の奥に岩が組み上げられ、その上に弘法大師像が祀られている。お寺の境内にある温泉であり、弘法大師様のお授けの湯であるので、感謝の気持ちを持って入るようにとの張り紙がなされている。湯温は低めに調整されており、瞑想するにはちょうど良い。皆無言でゆっくりと湯に浸かっている。前頁の共同浴場とはひと味違う魅力がある。泡付きの多い新鮮な源泉が豪快に掛け流しされており、温泉好きの方々に特にお勧めしたい温泉である。

 注意:脱衣場の窓をあけて涼んでいると、外から丸見えなのでご注意。

附:NT21の「Dr近藤の温泉手帖」で紹介させていただきました。

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(No.114  1999/6/20、2004/4/1合併により住所変更、2005/11/3、2008/2/9料金改訂、2010/1/10URL追記、2019/4/20URL訂正。2021/6/25料金訂正、2023/9/9追記)

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