月岡温泉 湯あそび宿 曙 (新発田市) B (泉質A、浴室B、設備C、眺めC)
新発田市月岡552-4 TEL:0254-32-2111 営業時間:1000-14:30(12:00-13:00は清掃のため不可) 定休日:なし
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物泉、50.7℃、循環
タオル:あり サウナ:あり 露天:あり 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:なし 食堂:なし
http://www.yado-akebono.jp/ |
場所:月岡温泉街(新湯)の中央にある客室数25の月岡温泉としては中規模の旅館である。通りに面して建つ4階建てで目立つ。
料金:大人1000円、子供500円、2歳以下無料。フェイスタオル販売110円、バスタオルレンタル330円。利用は1時間以内。(2023/4/1改定)
浴室:ロビーを抜けて通路を奥に進み、庭園が見えたら右奥に進むと浴室がある。内風呂は長方形の大浴槽があり、源泉の湯だめがあり、循環湯と混合されて注湯されている。外に出たところにサウナがある。木枠の露天風呂があり、笠が置いてあって、かぶって入浴が可能である。洗い場にはボディソープ、シャンプー類完備。木製の桶、洗い椅子が風流。脱衣場洗面台には櫛、ドライヤー、整髪料等が置いてある。脱衣場内に休憩場所があり、「特製
曙冷茶」なる飲み物が用意されている。ウーロン茶、はと麦茶、ばん茶等七種の薬草と自家製梅干しの汁が入っているという。さっぱりして風呂上がりにちょうど良い。小梅も用意されており自由に食べることができる。元横綱の曙が露天風呂に入浴している写真が掲示してあった。
泉質:月岡温泉源泉協同組合からの配湯であるので、他の旅館と同じ源泉である。源泉名は月岡5号井、月岡6号井。泉質は含硫黄-ナトリウム塩化物温泉。源泉温度は5号井50.7℃、6号井49.0℃。湧出量は5号井440L/分、6号井141L/分。主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、5号井(平成15年6月20日分析):Li
1.0、Na 1094、K 26.7、NH4 1.5、Mg 29.0、Ca 52.8、Sr
2.3、F 2.4、Cl 1320、Br 0.1、I 0.6、NO3 1.2、HS
20.7、S2O3 0.8、SO4 485.0、HCO3 456.0、CO3 10.0、メタ珪酸 42.3、メタ硼酸 13.5、遊離CO2
24.2、遊離H2S 11.4、など、ガス性除く成分総計は3565mg/kg、6号井(平成15年8月11日分析):Li
1.3、Na 1011、K 25.4、NH4 0.4、Mg 27.7、Ca 55.6、Sr
2.6、F 2.4、Cl 1210、Br 3.9、I 2.4、NO3 0.0、HS
113.6、S2O3 1.0、SO4 525.0、HCO3 389.0、CO3 10.2、メタ珪酸 18.3、メタ硼酸 15.2、遊離CO2
27.5、遊離H2S 32.3、など、ガス性除く成分総計は3414mg/kgである。硫黄分は濃厚である。実際の湯は淡緑色透明、表面にわずかに油膜がみられる。硫化水素臭があり苦みが強く塩味もある。肌のツルスベ感が強い。湯は清掃後一時加水、加温あり、濾過循環あり、衛生管理のためキラーストーン装置(遠赤外線)を使用。
コメント:循環ありとのことだが、源泉供給分はオーバーフローされており、利用者数が多くはないので、湯の鮮度は高い。月岡温泉の良さは十分に味わえる。館内に北朝鮮拉致被害者の一行が宿泊したときの写真が掲げてあった。静かにゆったりと入浴ができて、混み合う共同浴場よりくつろげる。
「ホテルニューあけぼの」という名前であったが、いつのまにか「湯あそび宿 曙」と館名を変更した。
(No.427 2007/10/14、2015/4/20追記、2020/4/25 館名・料金・利用時間訂正、2023/4/1料金改定) |