松之山温泉センター 鷹の湯 (十日町市・旧松之山町) A (泉質A、浴室C、設備D、眺めB)
松之山町湯本18-1 TEL:02559-6-2221 営業時間:10:00-22:00(12月-3月:21:00まで) 定休日:第2,4木曜日(1-4月は毎週木曜)
泉質:含ホウ酸塩化土類食塩泉,85℃、飲泉可
タオル:なし サウナ:なし 露天:あり 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:なし 食堂:なし
http://www.matunoyama.net/02_onsen.html |
場所:松之山温泉は700年の歴史を有する新潟を代表する温泉であり、草津、有馬と並ぶ日本三大薬湯と自称している。松之山温泉には、歴史ある鷹の湯のほかに、庚申の湯、鏡の湯、湯坂といった源泉があるが、中心をなすのはやはり鷹の湯である。松之山温泉街入り口の駐車場に車を止め、温泉街を少し歩く。途中温泉の独特の臭気が鼻を突く。温泉街といっても小規模な旅館が数件あるのみである。ジャズ喫茶ならぬジャズそば屋というのがあっておもしろい。
料金:入浴料は大人600円、小学生300円、タオルなし。タオル販売200円。回数券(12枚)6000円。(2024/4/1料金改定)
浴室:大浴槽と露天風呂のみ。源泉がチョロチョロと注がれている。85度とのことで、火傷しませんように。洗い場にボディソープ・シャンプーあり。
泉質:含ホウ酸塩化土類食塩泉(緩和高張性高温泉)と表示してある。Naイオン3400mg/kg、Caイオン1891mg/kg、Kイオン110mg/kg、Mgイオン9.11mg/kg、塩素イオン8538mg/kg、硫酸イオン84.77mg/kg、炭酸水素イオン51.61mg/kg、ヨウ素イオン4.0mg/kg、臭素イオン1.894mg/kg、メタ硼酸10.9mg/kg、珪酸0.986mg/kgなどが主な成分であり、成分合計は14459mg/kgといかにも効きそうな湯。臭素、ヨウ素イオンを含むので、独特の臭気がある。薄い緑褐色で、塩辛く苦みがあるが私好みの味。飲用・吸入の効能も表示してある。硼酸量が多いのを自慢しているが、成分表では多くない。書き間違いかな。2008年10月より新源泉の供給が始まり、旧源泉と混合して使用されている。加水・循環・濾過・塩素消毒あり。
平成30年10月22日付けの分析表では、源泉名は、鷹の湯混合泉(鷹の湯1号、鷹の湯2号、鷹の湯3号)。泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(高張性弱アルカリ性高温泉)。源泉温度
88.7℃。湧出量 882L/分(掘削噴)。PH 7..8。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 1.8、Na 3781、K 166.2、NH4 64.0、Mg 0.6、Ca
2043、Sr 27.9、Ba 1.4、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 0.0、Cu 0.0、Zn 0.0、F 2.8、Cl 9514、Br
35.0、I 5.8、NO2 0.0、NO3 0.0、HS 0.0、HSO4 0.0、S2O3 0.4、SO4 90.7、HPO4
0.0、HCO3 64.1、CO3 0.0、メタケイ酸 169.5、メタホウ酸 287.4、遊離CO2 1.7、遊離H2S
0.0 など、ガス性除く成分総計は16256mg/kg。
コメント:露天風呂のすぐ外には川が流れ、水音が風流。残雪を眺めながらの入浴は心地よかった。この値段でシャンプー類完備は特筆できる。休憩設備は乏しいが、格安で名湯を楽しめるので、文句なくお勧めできる。
附:NT21の「Dr近藤の温泉手帖」で紹介させていただきました。
(No.112 1999/5/5, 2002/8/21料金訂正、2009/7/21追記、2021/4/4料金訂正、2022/7/30追記、2024/4/1料金改定) |