栃窪温泉 旅館 銀峰閣月乃湯 (南魚沼市・旧塩沢町) C  (泉質C、浴室C、設備C、眺めC)

南魚沼市栃窪1220番地  TEL:025-782-2579  営業時間:9:00-22:00 定休日:不定
泉質:メタケイ酸の項による温泉、12.6℃、循環
タオル:なし サウナ:なし 露天:なし 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:なし 食堂:なし
http://www008.upp.so-net.ne.jp/ginpoukaku/

場所:南魚沼市の塩沢市街から案内板に従って、十日町へ抜ける県道を進む。坂道を登り、標高がかなりになったところに栃窪集落がある。手前に栃窪温泉の看板があるが、注意しないと気付かずに通り過ぎてしまう。外観は普通の民家との区別がつかない。
 
料金:大人500円、小人300円、タオルなし。

浴室:玄関を上がってすぐに浴室がある。脱衣場には脱衣棚に脱衣籠、そして家庭用と同じ洗面台がある。浴室は旅館の規模同様にコンパクトであり、2畳ほどの檜風呂がある。湯は浴槽内注入されていて、循環されており、オーバーフローはない。窓の外には池があり、鯉が泳いでいるが、景色が良いわけではない。洗い場にはボディソープ、リンスインシャンプーがある。
 
泉質:源泉名は栃窪高原温泉第1号井戸。メタ珪酸の項による規定泉(冷鉱泉)で、療養泉としての泉質名は付かない。源泉温度12.6℃、湧出量は測定不能(動力)と記載。PHは6.2。主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成21年12月9日分析)は、Li <0.1、Na 8.7、K 6.5、NH4 <0.1、Mg 2.8、Ca 8.7、Sr <0.1、Ba 0.1、Al <0.1、Mn <0.1、Fe(II) <0.1、Fe(III) <0.1、Cu <0.1、F <0.1、Cl 7.8、Br <0.2、I <0.2、HS <0.1、S <0.1、S2O3 <0.1、HSO4 <5.0、SO4 6.4、HCO3 63.1、CO3 <0.1、メタ珪酸 60.7、メタ硼酸 <0.1、メタ亜ヒ酸 <0.1、遊離CO2 26.6、遊離H2S <0.1、など、ガス性除く成分総計は164.8mg/kgである。湯は、加水なし、加熱あり、循環あり、入浴剤なし、消毒ありと掲示。湯は無色透明無味無臭。若干のとろみがあるが、特徴あるものではありません。循環湯であり、鮮度が高いとはいえない。

コメント:この温泉の歴史は浅く、昭和58年に敷地内に源泉が見つかり、同年11月30日より栃窪温泉湯元として営業を始めたそうである。山の上の集落の中の小さな旅館。上越国際スキー場とシャトー塩沢スキー場とのちょうど中間に位置し、冬はスキー客で賑わうようである。泉質的には特徴はないが、世間の喧騒から逃れた静かな山の上で、心身の疲れを癒すには良いかもしれない。


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(No.505 2014/8/14)

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