東響新潟定期演奏会の日に恒例のロビーコンサートを聴かせていただきました。ロビーコンサートは、このところ都合がつかず参加できませんでしたが、今回は出演者が魅力的であり、是非とも参加させていただこうと予定を調整しました。
今回の出演は、ヴァイオリンの土屋杏子さん、ヴィオラの青木篤子さん、フルート・ピッコロの濱崎麻里子さん、打楽器の綱川淳美さんという東響が誇る美女4人であり、これは何としても行かねばと考えた次第です。
雑務を片付けて、軽く昼食を摂り、晴れ渡った空の下、りゅーとぴあへと急ぎました。白山公園駐車場に車をとめて入館しますと、すでに多くの人たちがホワイエにおられました。
インフォメーションで某コンサートのチケットを買い、チラシ集めをして、ホワイエに行きますと、ステージ前には、すでに多くの聴衆が席を取っておられ、右側後方に立って開演を待ちました。
時間となり、美しき4人が登場。左から濱崎さん、綱川さん、土屋さん、青木さんという並びです。ヘンデルの「アラ・ホーンパイプ」で演奏開始です。
濱崎さんはピッコロ、打楽器の綱川さんは鉄琴での演奏です。ピッコロ、鉄琴、ヴァイオリン、ヴィオラという何とも奇妙な組み合わせですが、軽やかな音楽で楽しませてくれました。
ここで土屋さんによる挨拶があり、続いてチャイコフスキーの「くるみ割り人形」から「葦笛の踊り」と「中国の踊り」が演奏されました。
濱崎さんはフルートとピッコロを持ち替えての演奏家で、綱川さんの鉄琴が賑やかに鳴り響き、今日のプログラムの中では、この曲がこのアンサンブルに一番合っていたように感じました。
ここで綱川さんによる曲目紹介があり、プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」からの3曲が演奏されました。ここでも濱崎さんはフルートとピッコロを持ち替えての演奏でした。なかなかいい編曲であり、各曲の雰囲気が良く感じられました。
綱川さんと青木さん、土屋さんとのやり取りがあり、最後はオッフェンバックの「ホフマン物語」から「オランピアのアリア」が演奏されました。
この曲は、青木さんがこのアンサンブルに合う曲として選んだそうですが、この楽器の組み合わせで違和感のない演奏で、綱川さんによるねじを巻くような音と、土屋さんと青木さんのおもちゃの人形が動き出すような仕草で、笑いを誘う演出もあり、楽しく聴かせていただき、終演となりました。
日頃は、オーケストラの1人として、集団の中でしか見たり聴いたりするしかない団員を、数メートルの眼前で、その素晴らしさを知ることができるのが、ロビーコンサートの魅力です。
今回も団員を身近に感じられる素晴らしいひとときでした。今回は、ロピーコンサートでしか聴けない奇妙な組み合わせのアンサンブルでしたが、4人の素晴らしい演奏により、魅力溢れる音楽を創り出してくれました。日曜の昼下がりに相応しい楽しい音楽を無料で聴かせていただき、出演の4人に感謝したいと思います。
次回(11月12日)のロビーコンサートは、フルートの相澤政宏さん、ヴァイオリンの水谷有里さん、ヴィオラの武生直子さんの出演です。楽しみにしたいと思います。
(客席:右側後方 無料) |