加藤礼子ヴァイオリンリサイタル vol.3 ラテンアメリカ
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2018年11月28日(水) 19:00  新潟市民芸術文化会館 スタジオA
 
ヴァイオリン:加藤礼子
ピアノ:小林浩子
 

ヴィラ=ロボス:ソナタ・ファンタジー第1番 作品27 「絶望」

ヴィラ=ロボス:ソナタ・ファンタジー第2番 作品49

(休憩)

ナザレー:オデオン

ヒナステラ:パンペアーナ第1番

ポンセ/ハイフェッツ編:エストレリータ

ピアソラ:タンゴの歴史
 Ⅰ.Bordel 1900
 Ⅱ.Cafe 1930
 Ⅲ.Nightclub 1960
 Ⅳ.Concert d'aujourd'hul

(アンコール)
イザイ:子どもの夢

 2014年4月に偶然聴いた感動的な演奏に魅了されて以来、一気にファンになってしまった加藤礼子さんのリサイタルです。

 加藤さんは演奏家として、指導者として活発な活動をされており、独奏のほかに、コンチェルトを演奏したり、オケの一員として演奏したり、コンマスをしたりと大忙しです。
 これまでいろんな場所で演奏を聴く機会があり、その度に感動をいただいています。現在の新潟で、演奏技術、音楽性など含めて、最も旬で、輝いているヴァイオリン奏者ではないかと思っています。

 本年10月には新潟室内合奏団とメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を演奏し、情熱あふれる感動的演奏で魅了され、このリサイタルへの期待も高まりました。

 加藤さんのリサイタルは今回が3回目ですが、いつも平日の開催であり、第1回(2015年9月24日)は木曜日、第2回(2016年10月18日)は火曜日であり、仕事の都合で2回とも聴きに行くことはできませんでした。

 今回も平日開催であり、どうなるか微妙ではあったのですが、前回から久しぶりの開催であり、今度こそはという気持ちもあって、早々にチケットを買って楽しみにしていました。

 第1回のテーマは「ドイツ・オーストリア」、第2回のテーマは「フランス」でしたが、今回のテーマは「ラテンアメリカ」です。プログラムを見ますとなかなか聴く機会のない魅力的な演目です。チラシにもありましたが、ヴィラ=ロボスのヴァイオリンソナタは、もう二度と新潟で生演奏で聴く機会はないと思われ、これは是非とも聴かねばと思い、期待は高まりました。

 そして共演するピアニストが小林浩子さんというのも楽しみです。小林さんは独奏もさることながら、伴奏ピアニストとしての活躍も目覚ましく、斉藤晴海さんと並んで、新潟になくてはならない存在となっています。新潟の音楽界の次代を担う二人の共演あって、これは行くしかないという思いは募りました。

 でも、やっぱり今日は平日の夜。それも忙しい水曜日。行けるかどうかは当初から微妙だったのですが、やはり行くのは無理でした。まあ、仕方ないですね。チケット代はご祝儀としてお受け取りください。
 きっと素晴らしい演奏を聴かせてくれているだろうと想像しながら雑務に励んでいました。心の中でブラボーを叫びましたが届きましたでしょうか。

 後で新潟の音楽ブロガーの皆さんの記事を読ませていただきましたが、満員の大盛況だったようですね。私の席は空席だったはずでしたが・・。皆さん大絶賛されており、素晴らしい演奏だったようです。さすが加藤さんですね。

 次のリサイタルのテーマは「ベルギー」だそうです。平日は行けない可能性が高いですので、土日・祝日にしていただけるとありがたいです。

 今後の益々のご活躍を祈念したいと思います。
 

(客席: ¥2000)