新潟市ジュニアオーケストラ教室第33回演奏会
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2014年9月14日(日) 14:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
指揮:(A合奏)藤井裕子、 (B合奏)松村秀明
(ロビーコンサート)

金管ファンファーレ
  藤井裕子:Fanfare for JO

クラリネットアンサンブル
  鈴木英史:フォスター・ラプソディー

弦楽アンサンブル
  ドヴォルザーク:ユーモレスク

ヴァイオリン・ヴィオラ二重奏
  ハルヴォルセン:ヘンデルの主題による「パッサカリア」

木管五重奏
  ヒンデミット:5つの管楽器のための小室内音楽より 第5楽章


(A合奏/指揮:藤井祐子)

ウッドハウス:いなかの踊り

ハイドン(ストーン編):ディヴェルティメント
  I.聖アンソニーのコラール、II.メヌエット、III.ロンド

リムスキー=コルサコフ(ストーン編):歌劇「雪娘」より “軽業師の踊り”


(B合奏/指揮:松村秀明)

J.シュトラウスII:喜歌劇「ジプシー男爵」序曲

ボロディン:歌劇「イーゴリ公」より “だったん人の娘たちの踊り” “だったん人の踊り”

(休憩15分)

ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 作品88

(アンコール)
エルガー:行進曲「威風堂々」第1番
 
 

 毎年楽しみにしているジュニア・オケの定期演奏会です。私は、これを楽しみに生きているともいえます。ウィーン・フィルが来ようが、ベルリン・フィルが来ようが、私はジュニア・オケを選びます。
 ということで、今日は他にも聴きたいコンサートがいろいろあったのですが、当然こちらを選びました。でも、どうして重なっちゃうのでしょうね。

 早めに開場待ちの列に並び、いつものCブロックに席を取りました。毎度のことながら、客の入りは良いですね。席を確保して、すぐにホワイエの3階バルコニーに上がってロビーコンサートを聴きました。
 いずれも良かったですが、石井さん、荒木さんの演奏するヴァイオリン・ヴィオラの二重奏は聴き応えがありました。ロビ・コンにはもったいないくらいの迫真の演奏に感動しました。

 さて、A合奏で本公演の開演です。毎回ほのぼのとした、初々しい演奏が魅力なのですが、今年のできはこれまで以上に良かったです。初級向けの編曲になってはいますが、十分すぎるほどの仕上がりで、A合奏のイメージが覆されました。演奏水準の向上に驚きました。良い演奏でした。

 続いて、B合奏の登場。ステージの準備の間のトークも面白かったです。前半は、「ジプシー男爵」と「だったん人の踊り」でしたが、さすがに真打登場で、卒のない良い演奏でした。

 後半は、メインのドボ8。この夏、潟響、新大オケが演奏し、3回目となります。続くときは続くもので、新潟が誇る3大オケでの聴き比べができて面白かったです。
 潟響、新大の記憶が薄れていますが、ジュニア・オケの明るく生き生きした演奏は、決して引けをとるものではなく、むしろ圧倒していたのではないでしょうか。もちろん多少のほころびはありましたが、十分すぎる内容だったと思います。終楽章のトランペットは最高!フィナーレの盛り上がりも良かったです。

 そして、毎年の私の楽しみがアンコールの威風堂々。これを聴くのが楽しみなんです。卒団生を送る感動の演奏。演奏が始まるとともに、涙が溢れてきて、胸が高鳴ります。フィナーレでオルガンが加わると感動の嗚咽を抑え切れません。あふれ出る涙は止まらず、頬に流れ落ちました。
 この感動は何なのでしょうか。これほどまでに私の心を揺さぶる演奏はありません。どんな一流オケでもかなわない何かを持っています。

 やっぱり、ジュニア・オケって良いですね。ブラボー!と心の中で、何度も叫びました。感動をありがとう!

 今年も聴けて良かったです。来年も聴けるように仕事を頑張るぞ〜!。と、元気をいただき、ウキウキ気分で帰路に着きました。

 

(客席:2階C5−3、無料)