上越交響楽団室内楽演奏会新潟公演
  ←前  次→
2007年2月11日(日)15:00, 新潟市民芸術文化会館スタジオA
 
ソプラノ:横田聡子、ピアノ:稲田由佳、ホルン:須田孝義
ヴァイオリン:奈良秀樹、橋本士郎、ヴィオラ:渡辺みほ、横田裕祐、チェロ:上野敦子
 
 
1.ホルン五重奏
  モーツァルト:ホルン五重奏曲 変ホ長調 K.407(386C)

2.ソプラノ独唱
  岸田衿子・作詞 / 中田喜直・作曲:歌曲集「日本のおもちゃうた」
       あねさまにんぎょう
       ヨーヨー
       お年玉とおはじき
       海ほおずきとおはじき
       竹とんぼ
       おまつりはどこ
       紙風船

(休憩15分)

3.ピアノ五重奏
  シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44

(アンコール)
モーツァルト:ディヴェルティメント第1番 第2楽章

 
 

 新潟ではこのところめぼしいコンサートがなく、寂しい日々が続いています。せっかくの休日、かろうじてこのコンサートがあったので「りゅーとぴあ」に向かいました。上越交響楽団がどうして新潟でコンサートを開くのか疑問に感じながら、期待せずにコンサートに臨みました。会場はスタジオAなので、サロンコンサート的です。会場はほぼ満席の盛況です。

 1曲目はホルン五重奏です。ホルン、弦ともに熱演であり、技術的にもすばらしく、音楽を堪能できました。アマチュアのコンサートということを忘れるほどの演奏でした。
 2曲目は横田さんの独唱です。新潟県音楽コンクール最優秀賞を受賞した実力者であり、声・容姿とも申し分ありませんでした。リリカルな歌声は可憐であり、優しい歌声は心に響きました。濃いピンクのドレス姿が美しく、ヴィジュアル的にも楽しめました。こんな逸材が上越市に埋もれているのはもったいなく思われました。
 休憩後はピアノ五重奏です。ピアノの稲田さんは衣装替えされていました。メインの曲目だけあって、各奏者とも力強い演奏でした。特に第3楽章から第4楽章への熱演は感動的でした。

 最初はアマチュアのコンサートと期待しなかったのですが、大きな誤算でした。こんなすばらしい演奏をただで聴かせていただいて、申し訳なく感じました。狭い会場なので、奏者のすぐ近くで音楽を楽しむことができて、至福の一時でした。奏者の皆様に感謝申し上げます。
 

(客席:自由席 無料)