ニューイヤー・新潟オペラ ガラ・コンサート
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2001年2月12日 新潟県民会館 大ホール
 
指揮:河原哲也
演奏:新潟交響楽団
合唱:新潟オペラガラ合唱団
 

ロッシーニ:セビーリァの理髪師 より
    ・序曲
    ・第1幕第2場 ロジーナとフィガロの二重唱「まあ、それじゃ私じゃないの」

     (ソプラノ:渡辺倫子、バリトン:星野克美)

ベッリーニ:カプレーティ家とモンテッキ家 より
    ・第2幕 ロメオのアリアとロメオとジュリエッタの終幕の二重唱「ああ美しい心よ」

     (ソプラノ:桑原純子、メゾソプラノ:山崎知子)

プッチーニ:マノン・レスコー より
    ・第3幕への間奏曲
    ・第4幕 マノンのアリア 「捨てられて、一人寂しく」

     (ソプラノ:高波礼子)

ムソルグスキー:ボリス・ゴドノフ より
    ・第4部第2場 ボリスの死の場面「おお!息苦しい!息苦しい!光を」

(休憩)

新潟ニューセンチュリーオペラ・プロジェクト 新作オペラ「てかがみ」の案内

      (話:池辺晋一郎、三林輝夫)

ヴェルディ:ドン・カルロ より
    ・第5幕 エリザベッタのアリア「世の空しさを知る神よ」

      (ソプラノ:佐藤晶子)

ヴェルディ:仮面舞踏会 より
    ・第2幕 アメーリアとリッカルドの二重唱「私は君のかたわらに」

      (ソプラノ・加村千晶、テノール:内山信吾)

ヴェルディ:リゴレット より
    ・第3幕 ジルダ、リゴレット、マントヴァ公爵、マッダレーナの四重唱「愛する美しい乙女よ」

      (ソプラノ:近藤綾、メゾソプラノ:相澤真由美、テノール:渡辺直人、バリトン:寺川悦男)

ヴェルディ:椿姫 より
    ・前奏曲
    ・第2幕 ヴィオレッタとジェルモンの二重唱「天使のような清らかな娘を」

      (ソプラノ:五十嵐効味、バリトン:上野正人)

    ・第1幕 乾杯の歌

      (出演者全員と合唱団)

(アンコール)
ヴェルディ:ナブッコ より 第3幕 「思いよ金の翼に乗って行け」

 

 
 

 これは、新潟出身あるいは在住の声楽家によるガラコンサートであり、伴奏も地元の新潟交響楽団です。ニューイヤーというには時間が経ちすぎていて、今さらという感じですが、恒例の行事でもあり、この種の音楽を聴く機会もないので、それほど期待もせずに出かけました。
 出演者は地元でまとめてあり、新潟の音楽レベルを知るに好都合とも言えます。全て自由席なので早めに会場に赴いたのですが、既に長蛇の列。なかなかの人気のようです。1階席中央のまずまずの座席を確保ましした。ステージ上には花が配され、華やいだ雰囲気を演出。また左手には字幕用のスクリ−ンが設置されていました。

 さて、演奏ですが、それなりに十分に楽しめました。いろいろな人材が県内にはいるんですねえ、と感心。新潟交響楽団も定期演奏会以上の美しい響きを出していました。後半始めに、この秋に上演される新作オペラ「てかがみ」の紹介があり、作曲者の池辺晋一郎氏自らの解説や、アリア2曲の紹介もありました。後半はヴェルディ没後100年を記念して、アンコールも含めてオール・ヴェルディでした。

 出演者による実力の差、声量の差はありましたが、期待以上の演奏で、2500円という入場料金分は楽しめました。今後にも期待したいものです。

(1階中央右)