■PowerBookG4のHDD交換
初版 20080131
PowerBookG4(12inch)のHDD交換
2004年4月に購入したPowerBookG4(12inch 1.33GHz)、途中で80GBのHDDが故障し100GBに交換、しかし満杯になってきたので思い切って250GBに交換した。前回は故障ということでかなり慌ててデスクトップマシンにデータをコピーしたりなど変なことをやったが、今回はちゃんとまとめてみる。
- 新しいHDDの用意
現在入手できる2.5inchのATA-HDDで最大容量250GBの「WD2500BEVE」(Western Digital)を購入。同時にFireWire接続しPowerBookG4から起動できるHDDケース、「イッコイチBOX 2.5inch USB2.0+FWコンボ」(センチュリー)を購入。ケースにHDDを取り付け、PowerBookG4にFireWireで接続、ディスクユーティリティで[消去]する。ラベルは「MACOS104」とする。他のオプションは ボリュームフォーマット:[Mac OS 拡張(ジャーナリング)] 。これはパソコン内蔵のHDDに合わせる。パーティションは任意に。
- 元HDDの検証と修復
OSディスクから起動(Cキーを押しながらCD起動)し、ディスクユーティリティの[First Aid]で内蔵HDDの[ディスクのアクセス権を修復]と[ディスクを修復]を実行しておく。内蔵HDDのラベルは「Macintosh HD」とする。
- 新しいHDDへのOSインストール
FIreWireで新しいディスクを接続し、そのディスクにOSをインストールする。今回はMacOS10.4(Tiger)。インストールが完了したら、起動ディスクはFireWire接続のディスクになっているので再起動。LANの設定を仮に済ませ、アップデータをすべてインストールする。(正確には内蔵HDDと同等レベルまで)途中何度か再起動し、次のアップデータをインストールする必要あり。
- 元HDDから新しいHDDへのデータ移行(A)
OSディスクから起動し、ディスクユーティリティを起動。[復元]メニューを選択。ソースに内蔵HDDの「Macintosh HD」、復元先に外付けHDDの「MACOS104」をドラッグ&ドロップで指定。実行にはしばらく時間がかかる。
- 元HDDから新しいHDDへのデータ移行(B)
ディスクユーティリティの[復元]でエラーが発生した場合には、手作業でデータをコピーしなければならない。システム環境設定で起動ディスクを内蔵HDD「Macintosh HD」にして再起動し、ファインダーでドラッグ&ドロップして「Macintosh HD」→「MACOS104」にコピーする。この時コピーできなかったりエラーがでたりする場合は、判断して削除したり、より小さな範囲でのファイル選択でコピーする。
- HDDの交換
これで外付けのHDD「MACOS104」にコピーが完了したので、HDDをPowerBookG4内蔵のものと交換する。PowerBookG4(12inch)の分解については PowerBookG4 12inchの【分解】が詳しい。
- ボリュームラベルの付け替え
内蔵したHDDのボリュームラベルは「MACOS104」のままである。自ボリュームから起動した場合は自分のボリュームラベルは変えられないので、外付けFireWireのディスクから起動しリネームする。この時、HDDを交換したのであれば外付けFireWireのディスクのボリュームラベルは「Macintosh HD」のはずなので、うまく工夫してください。
結果、倍以上の領域ができて残り容量を気にすることはなくなった。また、PowerBookG4はBigDrive対応なので250MBでも問題ない。世間はIntelMacだが、MacOS9環境が動作するMacOS10.4とPowerPCの組み合わせであと数年はもたせよう。