いま動画変換や再生などでメインで使っているAtom330マシン、低消費電力がウリだが、動画エンコード中にCD-ROMを入れると画面が暗くなりリセットがかかる。これは電源が弱いのだろうなんとかしなければ。
スリムDVD-Rドライブは5Vで1Aくらい消費する。モーターがスピンアップするときに落ちるのでこの負荷に耐えられないのだろう。ということでDVD-Rドライブ専用の電源を作ることにした。
たいがいの家庭には常備してある7805を使って12V系から5Vに変換するものを作ってみた。
CDマウンタに3mmの穴を開け、シリコングリスを塗って固定。放熱板の代わり。
これでDVD-Rドライブへの電源供給は安定化するはずだが…
CDを入れなくてもWindowsの起動途中で再起動。なんとか起動してもメディアプレイヤーなんかで動画を再生するとリセットがかかる。これは改悪してしまった。なぜだ。
もともと3.5inchのHDDを入れているので電力的にはきついはず。かといって2.5inchに交換する予算はない。CDを入れたときだけリセットがかかるということは、この時だけ瞬電のように電力が足らなくなり5V系の電圧が下がってしまうのだろう。調べてみたらCPUへ電源を供給している4Pコネクタは5Vから電力を貰っている。これでは5V系が不安定になったときもろにCPUの電圧が変化し、監視回路がリセットをかけるのだろう。12V系も含めてもともと電力不足の所に、損失を伴うレギュレータを入れたことで、さらに電力不足になってしまったようだ。
せっかく作った12V→5V変換回路は取り外す。代わりにスーパーキャパシタを入れて電圧変動に対し余力を持たせる。
5.5V 1Fスーパーキャパシタ。これは強力。ドライヤーであぶると熱収縮チューブが面白いほど締まっていく。これを5V系に挿入する。
16V 4700μF普通の電解コンデンサ。これは12V系を少しでも安定化させるためにコネクタをばらしてハンダ付けした。
このように埋め込む。
で、改造前と較べて余裕ができた!動画エンコードしながらDVDを挿入しても落ちない。そのままDVDの内容をダミーでコピーさせても問題なかった。スピンアップするときが問題のようだ。